外付けHDDのウイルスが心配なときの確認方法|Windowsで安全にスキャンする手順
外付けHDDをパソコンにつないだとき、「この中にウイルスが入っていたらどうしよう」と心配になることがあります。特に、ほかの人から借りたHDDや古いパソコンで使っていたHDDは不安になりやすいでしょう。私も以前、受け取った外付けドライブをすぐ開いてしまい、あとから先にスキャンすればよかったと焦ったことがあります。
Windows 11には「Windows セキュリティ」が標準搭載されています。まずは標準機能を使い、安全な順番で確認しましょう。
外付けHDDからウイルス感染することはある?
可能性はあります。HDD内に悪意のある実行ファイルや不正な文書などが保存されていて、それを開いたことで被害につながるケースが考えられます。ただし、接続しただけで必ず感染するわけではありません。
大切なのは、内容を片っ端から開く前にスキャンすることです。特に見覚えのない実行ファイルや、予想していなかったショートカットなどを安易に開かないでください。
こんな場面では先にスキャンする
- 他人から借りた外付けHDD
- 長期間使っていなかったHDD
- 感染が疑われるパソコンで使ったHDD
- 中古で入手したストレージ
- 出所が分からないファイルが大量に入っているHDD
接続前にWindowsを最新状態にする
可能であれば、HDDを接続する前にWindows Updateを確認します。Windows セキュリティの保護情報も最新にしておくと安心です。更新後に再起動を求められた場合は、先に再起動を完了させてください。
外付けHDDをWindows セキュリティでスキャンする手順
- 外付けHDDをパソコンへ接続します。
- Windowsキー+Eでエクスプローラーを開きます。
- 「PC」から接続した外付けHDDのドライブを確認します。
- ドライブを右クリックします。
- Microsoft Defenderでスキャンする項目が表示される場合は選択します。
- 検出結果を確認します。
右クリックメニューに目的の項目が見つからない場合は、Windows セキュリティを開き、「ウイルスと脅威の防止」からスキャン方法を選択します。カスタムスキャンを利用できる環境では、対象フォルダーやドライブを指定できます。
クイックスキャンだけでよい?
クイックスキャンは主に感染しやすい場所を短時間で確認する方法です。外付けHDDそのものをしっかり確認したい場合は、対象ドライブを指定するスキャンや、状況に応じてより詳しいスキャンを検討します。
容量の大きいHDDは時間がかかることがあります。途中で抜かず、パソコンがスリープしない状態で実行すると安全です。
脅威が検出されたらどうする?
検出された場合は、Windows セキュリティが提示する隔離や削除などの推奨操作を確認します。分からないまま「許可」を選ばないでください。
- 検出名と対象ファイルを確認します。
- 推奨される処置を実行します。
- 必要なら再度スキャンします。
- パソコン本体側もスキャンします。
- 重要データがある場合は安全性を確認してからバックアップ方針を決めます。
やってはいけないこと
「ウイルスかもしれない」と思ったファイルを確認のためにダブルクリックするのは避けてください。また、ネットで見つけた正体不明の駆除ツールを次々インストールするのも危険です。標準のWindows セキュリティや、信頼できるセキュリティ製品から始めるほうが安全です。
重要なHDDを慌てて初期化するのも最後の手段です。初期化するとデータを失います。必要なデータがある場合は、感染の可能性とデータ保全の両方を考えて対応してください。
私が失敗して学んだこと
以前の私は、外付けHDDをつないだらまず中身を見るのが普通だと思っていました。しかし、見覚えのないファイルがあったときに「先にスキャンすべきだった」と気づきました。それからは、出所が自分以外のストレージは「開く前にスキャン」を基本にしています。
この順番なら、ファイルを一つずつ疑いながら開くより安心ですし、作業も単純になります。
スキャン後に確認するポイント
スキャンで問題が見つからなくても、怪しいファイルを無条件に実行してよいわけではありません。ファイル名、拡張子、入手元を確認してください。Windowsで拡張子を表示しておくと、「写真.jpg.exe」のように見た目を偽装したファイルにも気づきやすくなります。
エクスプローラーの表示設定から「ファイル名拡張子」を表示できます。初心者ほど拡張子を見える状態にしておくと判断材料が増えます。
再起動時の確認ポイント
脅威の処置後に再起動を求められたら従います。再起動後はWindows セキュリティを開き、警告が残っていないか確認してください。外付けHDDを再接続する場合は、必要に応じて再スキャンします。
便利なショートカットキー
- Windowsキー+E:エクスプローラーを開く
- Ctrl+Shift+Esc:タスクマネージャーを開く
- Windowsキー+I:設定を開く
不審な動作があったときにタスクマネージャーは確認に役立ちますが、分からないプロセスを手当たり次第終了するのは避けてください。
予防方法
- 他人のストレージは開く前にスキャンする
- Windows Updateを定期的に適用する
- Windows セキュリティを無効にしない
- 見覚えのない実行ファイルを開かない
- 重要データは別媒体にもバックアップする
FAQ
HDDを接続しただけで感染しますか?
接続だけで必ず感染するわけではありません。ただし、安全性が不明なストレージでは中のファイルを開く前にスキャンするのがおすすめです。
スキャン中にHDDを抜いてもよいですか?
処理中の取り外しは避けてください。スキャンやファイルアクセスが終わってから安全に取り外します。
Windows Defenderだけで確認できますか?
Windows 11ではMicrosoft Defenderを含むWindows セキュリティが標準の保護機能として利用できます。別製品を使っている場合は、その製品の手順も確認してください。
検出されなければ100%安全ですか?
どのセキュリティ対策も100%を保証するものではありません。出所が不明なファイルを開かないなど、使い方の対策も組み合わせてください。
まとめ
外付けHDDのウイルスが心配なら、内容を開く前にWindows セキュリティでスキャンするのが基本です。Windowsを最新状態にし、検出時は推奨される処置を確認し、必要ならパソコン本体もスキャンしましょう。「接続したらすぐ中を見る」から「まず安全確認」に変えるだけで、日常のリスクを大きく減らせます。
