Wordで小説風レイアウトを作る方法|縦書き・ページ設定・原稿用紙風レイアウトを初心者向けに徹底解説
Wordで小説を書こうと思ったとき、「普通の文書みたいな横書きのままで、どうやって小説らしい見た目にするのだろう」と悩んだ経験はありませんか。
私自身、初めてWordで小説を書こうとしたとき、ただ文字を入力しただけではレポートや企画書のような見た目になってしまい、まったく小説らしく見えず困りました。縦書きにしたつもりがページ番号の位置がおかしくなったり、句読点の位置がずれたり、印刷するとレイアウトが崩れたりして、何度も最初から設定をやり直した失敗があります。
特にWindows版Wordは高機能な反面、設定項目が多く、初心者にはどこを触れば小説風になるのか分かりにくいものです。
しかし、ポイントを押さえれば、Wordでも十分に読みやすく本格的な小説風レイアウトを作れます。
この記事では、Wordで小説風レイアウトを作る具体的な方法を、Windows環境を前提に初心者向けに詳しく解説します。縦書き設定、余白調整、フォント選び、ページ番号、ショートカットキー、再起動時の確認ポイントまで、実践的にまとめました。
Wordで小説風レイアウトが必要になる場面
小説風レイアウトが必要になるのは、次のような場面です。
- 小説投稿サイトへ投稿する前の原稿作成
- 新人賞応募用の原稿作成
- 同人誌や冊子の制作
- 自作小説の印刷
- 読みやすい縦書き文書の作成
私も以前、短編小説コンテストに応募する際、横書きのまま提出しかけたことがあります。応募要項を見直したところ、縦書き指定でした。締切直前に慌てて設定変更し、行間や文字数が大きく崩れてしまい、徹夜で修正した苦い経験があります。
このようなトラブルを避けるためにも、最初から正しい設定で作業することが重要です。
なぜWordで小説風レイアウトがうまく作れないのか
Wordで小説風レイアウトが難しく感じる理由はいくつかあります。
初期設定がビジネス文書向けだから
Wordはもともと報告書や企画書など横書き文書を想定した設定になっています。そのため、そのままでは小説らしい見た目になりません。
縦書き設定が分かりにくい
縦書きは「レイアウト」タブ内にありますが、慣れていないと見つけにくいです。
フォントや余白が最適化されていない
小説では読みやすさが重要です。初期状態では文字サイズや余白が小説向けではありません。
Wordで小説風レイアウトを作る基本手順
1. 新規文書を作成する
まずWordを起動し、新しい白紙文書を作成します。
- Wordを起動
- 「新規作成」を選択
- 「白紙の文書」をクリック
ショートカットキーならCtrl+Nです。
2. 縦書きに変更する
小説風にする最初の重要設定です。
- 上部メニューの「レイアウト」をクリック
- 「文字列の方向」を選択
- 「縦書き」をクリック
これで右から左へ読む日本語小説風になります。
設定確認方法として、カーソルを置いて文字を入力し、文字が縦方向に並ぶか確認してください。
3. 用紙サイズを設定する
一般的にはA4かB5です。
- 「レイアウト」
- 「サイズ」
- A4またはB5を選択
投稿用ならA4が多く、冊子印刷ならB5が便利です。
4. 余白を設定する
小説は余白が広めの方が読みやすいです。
- 上:25mm
- 下:25mm
- 右:20mm
- 左:20mm
設定方法です。
- 「レイアウト」
- 「余白」
- 「ユーザー設定の余白」
- 数値を入力
読みやすいフォント設定
おすすめフォント
Windowsで小説に適したフォントは次の通りです。
- 游明朝
- MS 明朝
- BIZ UD明朝
私が最初にゴシック体で書いたときは、画面では見やすくても印刷すると小説らしさがなく、かなり違和感がありました。明朝体に変更しただけで一気に作品らしくなりました。
文字サイズ
おすすめは10.5pt〜12ptです。
設定はホームタブから変更できます。
ショートカットキーは次の通りです。
- Ctrl+Shift+> 文字を大きくする
- Ctrl+Shift+< 文字を小さくする
行数と文字数を整える方法
新人賞応募では「1ページ40字×30行」など指定がある場合があります。
文字数設定
- 「レイアウト」
- 「ページ設定」右下の矢印
- 「文字数と行数」タブ
- 「標準の文字数を使う」を解除
設定例です。
- 1行:40文字
- 1ページ:30行
これで原稿用紙風になります。
設定確認方法
数行入力し、ページ末尾までの文字量が均一か確認します。
ページ番号を小説風に入れる
ページ番号は応募原稿や印刷時に重要です。
- 「挿入」
- 「ページ番号」
- 「ページの下部」
- 右側配置を選択
縦書きでは位置がずれることがあります。
その場合はヘッダー・フッター編集で位置を微調整してください。
ショートカットキーはAlt+Nから操作できます。
段落設定でさらに小説らしくする
字下げ設定
小説では段落冒頭を1文字下げるのが一般的です。
- 文章を選択
- 右クリック
- 「段落」
- 「最初の行」→「1字」
これだけでかなり整って見えます。
行間調整
おすすめは「固定値18pt〜22pt」です。
狭すぎると読みにくく、広すぎると間延びします。
便利なショートカットキー一覧
- Ctrl+S 保存
- Ctrl+Z 元に戻す
- Ctrl+Y やり直し
- Ctrl+A 全選択
- Ctrl+P 印刷確認
- Ctrl+Enter 改ページ
私が以前やってしまった失敗は、章の切れ目をEnter連打で空白調整したことです。後から文章を追加するとレイアウトが全部崩れました。
必ずCtrl+Enterで改ページしてください。
再起動時に確認すべきポイント
Wordを閉じて再度開いたとき、設定が崩れていないか確認しましょう。
- 縦書きが維持されているか
- フォントが変わっていないか
- 文字数設定が残っているか
- ページ番号位置が正しいか
特に古い.doc形式で保存すると、一部設定が失われる場合があります。
.docx形式で保存するのが安全です。
さらに便利にする応用設定
テンプレート化する
毎回設定するのは面倒です。
- 設定済み文書を作成
- 「名前を付けて保存」
- 「Wordテンプレート(.dotx)」を選択
これで次回からすぐ使えます。
ナビゲーションウィンドウ活用
長編小説では章管理が大変です。
- 「表示」
- 「ナビゲーションウィンドウ」にチェック
各章を見出し設定すると瞬時に移動できます。
レイアウト崩れを予防する方法
自動書式をオフにする
Wordの自動補正が思わぬレイアウト崩れを起こすことがあります。
- ファイル
- オプション
- 文章校正
- オートコレクトのオプション
不要な自動変換をオフにしておきましょう。
定期保存する
小説執筆では突然のフリーズが怖いです。
5分ごとの自動保存設定がおすすめです。
- ファイル
- オプション
- 保存
- 自動回復情報を保存する間隔
小説風レイアウトで快適になる具体例
設定を整えると、執筆体験が大きく変わります。
例えば、縦書きにすると文章のリズムや改行位置が自然に見え、違和感に気づきやすくなります。
私も横書きでは気づかなかった読点の多さやテンポの悪さを、縦書き表示にして初めて発見したことが何度もあります。
また、印刷プレビューで完成形を確認しながら書けるため、投稿や製本時の安心感が増します。
仕事や日常でも役立つ活用法
小説風レイアウト設定は創作以外にも使えます。
- 縦書き案内文
- 和風チラシ
- 式典用文章
- 挨拶状
和文らしい整った見た目を簡単に作れます。
困ったときの最終確認チェックリスト
- 縦書きになっているか
- 明朝体になっているか
- 余白は適切か
- 文字数と行数は合っているか
- ページ番号は正しい位置か
- .docxで保存しているか
このチェックを行うだけで、多くのトラブルを防げます。
まとめ
Wordで小説風レイアウトを作るには、縦書き設定、余白調整、明朝体選択、文字数設定、ページ番号調整が重要です。
最初は設定項目が多く戸惑うかもしれません。私も初めて設定したときは、句読点が横向きになったりページ番号が変な場所に出たりして、かなり苦労しました。
しかし、一度正しい設定を覚えてテンプレート化してしまえば、次回からはすぐに本格的な小説執筆環境を作れます。
Windows版Wordでも、しっかり設定すれば十分に美しい小説風レイアウトを実現できます。
快適な執筆環境を整え、作品づくりに集中できるようにしてみてください。
