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はじめに(問題提起)
アプリ切り替えをした瞬間にパソコンが固まってしまう――仕事中やプレゼン中に起きると本当に焦ります。私も資料を切り替えたら数秒〜数十秒応答が止まり、作業が止まった経験があります。原因の多くはメモリ不足やメモリの使い方にあります。本記事では「メモリ使用状況を確認」して、具体的な対処手順を段階的に解説します。ブログにそのまま投稿できる形で、ですます調でまとめました。
なぜアプリ切り替えで固まるのか(原因の簡単説明)
アプリを切り替える時、複数のアプリやブラウザタブが同時にメモリ(RAM)を使っています。物理メモリが足りないとOSはディスク上の仮想メモリ(ページファイル)を使い始め、これが遅いと応答が固まったように感じます。メモリリークやバックグラウンドの重いプロセスも要因です。
手順:まずはメモリ使用状況を確認しましょう(Windows)
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タスクマネージャーを起動:
Ctrl+Shift+Escを押します。 -
「パフォーマンス」タブでメモリを確認:使用中のメモリ、速度、スロット数をチェックします。空きが少ない、あるいはコミット済みが多い場合は要注意です。
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「プロセス」タブでメモリ順に並べる:メモリ消費の多いプロセスを特定します。不要なアプリを右クリック→「タスクの終了」で一時的に解放できます。
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リソースモニター(resmon)で詳細確認:
Windowsキー→「resmon」と入力。メモリタブでファイルキャッシュやハードフォーク候補を確認できます。
手順:まずはメモリ使用状況を確認しましょう(Mac)
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アクティビティモニタを起動:
Command+SpaceでSpotlightを開き「アクティビティモニタ」。 -
メモリタブを確認:メモリプレッシャーが緑→黄→赤と変化します。赤が続くとスワップ(ディスク使用)が発生しています。
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重いプロセスの終了:不要なプロセスを選んで「×」で終了します。
手順:問題を解消する具体的なステップ(共通)
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不要なアプリ/タブを閉じる:ブラウザのタブを減らすだけで劇的に改善することがあります。
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スタートアップを整理:起動時に自動で立ち上がるアプリを減らす(Windowsはタスクマネージャー→スタートアップ、Macはシステム環境設定→ユーザとグループ→ログイン項目)。
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仮想メモリ(ページファイル)の見直し(Windows):「システムの詳細設定」→「パフォーマンス設定」→「詳細」→「仮想メモリ」で自動管理を有効にするか適切な容量を割り当てます。
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定期的な再起動:長時間稼働でメモリリークが溜まることがあるため、夜間に再起動する習慣をつけます。
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メモリ増設:物理的に余裕がない場合は増設が最も効果的です。ノートPC/デスクトップのスロットや対応規格を確認して追加します。
解決後にどのように便利になるか(具体例)
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ブラウザで複数タブを切り替えても瞬時に表示され、作業中の待ち時間が減ります。
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プレゼンでスライドや動画を切り替えても固まらず安心して発表できます。
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大きめの画像編集ソフトや開発環境のビルドがスムーズになり、生産性が向上します。実際、私の場合はブラウザのタブを30→10に減らしただけで切替の待ち時間がほぼ無くなりました。
応用編:さらに便利にするテクニック
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軽量アプリ/ブラウザに移行する:メモリ効率の良いブラウザやエディタを使うと常時の消費を抑えられます。
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メモリ監視ツールの導入:長期的にどのアプリがメモリを消費しているかログで追えるツールを利用すると、原因特定が楽になります(フリーのツールで十分です)。
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RAMディスクの活用(上級):一部の頻繁に読み書きする一時ファイルをRAMディスクに置くことで超高速化が可能ですが、電源断でデータが消えるので注意が必要です。
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クラウドストレージと連携:大きなファイルはローカルに置かず、必要な時だけダウンロードして作業する運用も有効です。
まとめ
アプリ切り替えで固まる問題は、まずメモリ使用状況を確認することで原因の多くを特定できます。今日すぐにでもタスクマネージャー/アクティビティモニタを開き、不要なプロセスを減らしてみてください。それだけで驚くほど快適になります。

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