不審なアプリを削除する方法|Windows 11で安全にアンインストールする手順
パソコンを使っていて、「こんなアプリを入れた覚えがない」「知らないソフトが勝手に起動する」と気づくと不安になります。
特に、突然広告が表示されるようになったり、見覚えのないアプリがスタートメニューに追加されたりした場合は、早めに確認しておきたいところです。
ただし、名前を知らないという理由だけで削除するのはおすすめできません。Windowsやパソコンメーカーが動作に必要なアプリを最初から入れている場合があるためです。
この記事では、Windows 11を中心に、不審なアプリを見分けて安全に削除する方法を初心者向けに紹介します。Windows 10での操作方法もあわせて説明します。
- こんな症状があったら不審なアプリを確認しよう
- 筆者も無料ソフトと一緒に不要なアプリを入れてしまったことがあります
- 不審なアプリはなぜインストールされるの?
- 削除する前に確認しておきたい3つのポイント
- 【Windows 11】不審なアプリを削除する方法
- スタートメニューからアプリを削除する方法
- Windows 10で不審なアプリを削除する方法
- 覚えておくと便利なショートカットキー
- アプリを削除したら再起動しよう
- 削除後はWindows セキュリティでウイルスチェックをする
- 不審なアプリを削除できないときの対処法
- 「削除できないからフォルダーを消す」は避けよう
- レジストリを自分で削除する方法には注意
- アプリを削除したのに広告が出る場合は?
- 応用編|スタートアップアプリも確認しておこう
- 不審なアプリを入れないための予防方法
- 不審なアプリを削除するとパソコンはどう快適になる?
- よくある質問
- まとめ|不審なアプリは確認してから安全に削除しよう
こんな症状があったら不審なアプリを確認しよう
次のような変化があった場合は、インストールされているアプリを一度確認してみましょう。
- 見覚えのないアプリが増えている
- パソコンを起動すると知らないソフトが開く
- 突然広告や警告画面が表示される
- ブラウザの検索画面やホームページが変わった
- パソコンの動作が急に重くなった
- 身に覚えのないセキュリティソフトが警告を出している
- 無料ソフトをインストールしてから調子がおかしくなった
ただし、これらの症状があるからといって、必ず不正なアプリが原因とは限りません。Windowsの設定変更やブラウザの拡張機能などが原因になるケースもあります。
筆者も無料ソフトと一緒に不要なアプリを入れてしまったことがあります
以前、必要な無料ソフトをインストールしたところ、あとから見覚えのないアプリまで追加されていたことがありました。
原因は、インストール画面をよく確認せずに「次へ」を押してしまったことです。目的のソフトとは別のアプリを追加する項目が選択された状態になっていました。
その後、パソコンを起動するたびに不要なソフトが立ち上がり、作業の邪魔になってしまいました。
このような経験からも、知らないアプリを見つけたときは慌てて削除するのではなく、「いつ入ったのか」「本当に不要なのか」を確認してからアンインストールすることが大切です。
不審なアプリはなぜインストールされるの?
無料ソフトと一緒にインストールされた
無料ソフトなどをインストールするとき、別のソフトを追加する選択肢が表示されることがあります。
内容を確認せずに進めると、目的とは違うアプリまでインストールしてしまう可能性があります。
Webサイトの案内をクリックしてしまった
Webサイトに表示された「今すぐダウンロード」「パソコンを高速化」「問題が見つかりました」などの表示から、不要なソフトをインストールしてしまうこともあります。
Webサイトに突然表示された警告だけを信用してアプリをインストールしないようにしましょう。
最初から入っているアプリの場合もある
購入したパソコンには、メーカー独自のサポートアプリやドライバー関連ソフトが最初からインストールされていることがあります。
「自分で入れた覚えがない=危険なアプリ」とは限りません。
ドライバーとは、マウス、キーボード、ディスプレイなどの機器をWindowsで正しく動かすためのソフトウェアです。よくわからないアプリを削除すると、パソコンの一部の機能が使えなくなる可能性があります。
削除する前に確認しておきたい3つのポイント
1.アプリの名前を確認する
まずは不審に感じたアプリの正式名称を確認します。
名前がわからない場合は削除せず、Microsoftやパソコンメーカーの公式情報などで用途を調べましょう。
2.インストールされた時期を確認する
「昨日無料ソフトを入れてから広告が出るようになった」など、問題が発生した時期とアプリが追加された時期が近ければ、原因を絞り込む手がかりになります。
3.Windowsやメーカーに必要なアプリではないか確認する
Microsoft、Intel、AMD、NVIDIA、Realtekなどの名前が付いたソフトには、Windowsやパソコンの機器を動かすために必要なものがあります。
役割がわからないアプリは、確認できるまで削除しないでください。
【Windows 11】不審なアプリを削除する方法
削除して問題ないことが確認できたら、Windowsの「設定」からアンインストールします。
- 画面下にある「スタート」ボタンをクリックします。
- 「設定」をクリックします。
- 左側のメニューから「アプリ」を選択します。
- 「インストールされているアプリ」をクリックします。
- 削除したいアプリを探します。
- アプリ名の右側にある「…」をクリックします。
- 「アンインストール」を選択します。
- 確認画面が表示されたら内容を確認して削除を進めます。
途中で「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」と表示される場合があります。削除しようとしているアプリ名が正しいことを確認してから操作してください。
スタートメニューからアプリを削除する方法
スタートメニューに表示されているアプリなら、より簡単にアンインストールできる場合があります。
- 「スタート」ボタンをクリックします。
- 「すべて」などから削除したいアプリを探します。
- アプリを右クリックします。
- 「アンインストール」をクリックします。
- 画面の案内に従って削除します。
アプリによってはWindowsの設定画面や別のアンインストール画面が表示されます。
Windows 10で不審なアプリを削除する方法
Windows 10でも基本的な考え方は同じですが、設定画面の名称が少し異なります。
- 「スタート」をクリックします。
- 「設定」を開きます。
- 「アプリ」をクリックします。
- 「アプリと機能」を開きます。
- 削除したいアプリを選択します。
- 「アンインストール」をクリックします。
- 表示された案内に従います。
覚えておくと便利なショートカットキー
Windowsの設定画面は、キーボードから簡単に開くこともできます。
「Windowsキー」+「I(アイ)」を同時に押してみてください。「設定」が開きます。
Windowsキーとは、一般的なキーボードの左下付近にあるWindowsのロゴが描かれたキーです。
マウス操作が苦手な場合でも、このショートカットを覚えておくと設定画面をすぐに開けます。
アプリを削除したら再起動しよう
アンインストールが完了したら、可能であればWindowsを再起動します。
- 「スタート」をクリックします。
- 「電源」をクリックします。
- 「再起動」を選択します。
再起動後は、問題になっていた症状が改善したか確認してください。
- 不審なアプリが勝手に起動しなくなったか
- 広告や警告が表示されなくなったか
- ブラウザを普通に利用できるか
- パソコンの動作に異常がないか
- 削除したはずのアプリが再び表示されていないか
再起動後に同じアプリが復活する場合や、不審な動作が続く場合は、単純なアンインストールだけでは解決できていない可能性があります。
削除後はWindows セキュリティでウイルスチェックをする
不審なアプリが入っていた場合は、Windowsに標準搭載されている「Windows セキュリティ」で確認しておくと安心です。
- 「スタート」をクリックします。
- 検索欄で「Windows セキュリティ」を検索して開きます。
- 「ウイルスと脅威の防止」を選択します。
- 「クイック スキャン」を実行します。
- 問題が検出された場合は、画面に表示される案内を確認します。
クイックスキャンで不安が残る場合は、「スキャンのオプション」から、より広い範囲を調べる「フル スキャン」なども利用できます。
不審なアプリを削除できないときの対処法
パソコンを再起動してから削除する
アプリが現在動いていると、正常にアンインストールできないことがあります。
一度パソコンを再起動し、余計なアプリを開かない状態でもう一度削除してみましょう。
タスクマネージャーで動作を確認する
「Ctrl」+「Shift」+「Esc」を同時に押すと、「タスク マネージャー」を開けます。
タスクマネージャーは、現在パソコンで動いているアプリや処理を確認するためのWindows機能です。
ただし、名前がわからない処理をむやみに終了するのは避けましょう。Windowsに必要な処理が含まれている場合があります。
コントロールパネルから削除する
古いタイプのWindows用ソフトは、「設定」ではなくコントロールパネルからアンインストールできる場合があります。
- スタートメニューの検索欄に「コントロール パネル」と入力します。
- コントロールパネルを開きます。
- 「プログラムのアンインストール」を選択します。
- 対象のプログラムを確認します。
- 削除して問題ないことを確認してから「アンインストール」を実行します。
「削除できないからフォルダーを消す」は避けよう
アプリをアンインストールできないからといって、エクスプローラーからアプリのフォルダーを直接削除する方法はおすすめできません。
アプリは複数の場所に設定情報を保存していることがあります。フォルダーだけを削除すると、一部のデータが残ったり正常なアンインストールができなくなったりする可能性があります。
初心者の方は、Windowsの「設定」や正規のアンインストーラーから削除することを優先してください。
レジストリを自分で削除する方法には注意
インターネットで検索すると、「レジストリを削除すれば消せる」といった方法が紹介されていることがあります。
レジストリとは、Windowsやアプリの重要な設定情報が保存されている場所です。
間違った項目を変更・削除すると、Windowsやアプリが正常に動かなくなる危険があります。
そのため、不審なアプリを消す目的だけで、初心者がレジストリエディターを使って手作業で削除することはおすすめしません。
アプリを削除したのに広告が出る場合は?
アプリをアンインストールしてもブラウザに広告や不審な通知が出る場合、原因がブラウザ側に残っている可能性があります。
たとえば、Webサイトからの通知を許可してしまっているケースです。
また、ChromeやEdgeなどに不審な拡張機能が追加されていないかも確認してみましょう。
「アプリを削除した=すべて解決した」とは限らないため、症状が続く場合はブラウザの通知設定や拡張機能も確認することが重要です。
応用編|スタートアップアプリも確認しておこう
「パソコンを起動すると毎回知らないアプリが開く」という場合は、スタートアップの設定も確認してみましょう。
スタートアップとは、Windowsへのサインイン時に自動的に起動するアプリを指定する機能です。
- 「Windowsキー」+「I」で設定を開きます。
- 「アプリ」をクリックします。
- 「スタートアップ」を開きます。
- 自動起動するアプリの一覧を確認します。
- 不要だと確認できたアプリは、自動起動をオフにします。
必要のないアプリの自動起動を減らせば、Windowsの起動後に余計な画面が表示されにくくなり、仕事や日常のパソコン操作も快適になります。
ただし、セキュリティ関連やパソコンメーカーの重要な機能など、用途がわからないものは無理にオフにしないでください。
不審なアプリを入れないための予防方法
不要なアプリは、削除すること以上に「最初から入れない」ことが重要です。
- アプリは公式サイトや信頼できる配布元から入手する
- 検索結果に表示された広告を公式サイトと思い込まない
- インストール画面を読まずに「次へ」を連打しない
- 追加ソフトをインストールするチェック項目を確認する
- 突然表示された「ウイルス感染」などの警告をすぐに信用しない
- Windows Updateを定期的に実行する
- Windows セキュリティを無効にしない
特に注意したいのが、検索結果からソフトをダウンロードするときです。公式サイトに似せたページから別のソフトをダウンロードしないよう、配布元を確認してから操作しましょう。
不審なアプリを削除するとパソコンはどう快適になる?
不要なアプリがバックグラウンドで動作していた場合、削除することで余計な処理を減らせる可能性があります。
たとえば、仕事を始めるたびに不要なアプリの画面を閉じる手間がなくなったり、起動時の余計な通知を減らしたりできます。
家族で使っているパソコンでも、不要なアプリを整理しておけば、誤って怪しい警告画面をクリックしてしまうリスクを減らすことにつながります。
ただし、アプリをたくさん削除すれば必ずパソコンが速くなるわけではありません。必要なアプリまで削除せず、不要だと判断できたものだけ整理するのがポイントです。
よくある質問
知らないアプリは全部削除して大丈夫ですか?
いいえ。Windows、パソコンメーカー、周辺機器などに必要なソフトもあります。用途がわからない場合は削除せず、アプリ名や提供元を確認してください。
アプリを削除すると写真やWordファイルも消えますか?
通常、アプリのアンインストールだけで自分が作成した写真や文書がすべて削除されるわけではありません。ただし、アプリによってデータの保存方法が異なるため、重要なデータは事前にバックアップしておくと安心です。
アンインストールのボタンが表示されません
Windowsの標準機能など、一部は通常の方法ではアンインストールできません。無理に削除せず、そのアプリが何のために使われているのかを先に確認しましょう。
削除したのに再起動すると復活します
単純な不要アプリではなく、別のプログラムから再インストールされている可能性などが考えられます。Windows セキュリティでスキャンし、ほかに不審なアプリがないか確認してください。
「ウイルスに感染しています」という画面が出たらアプリを入れるべきですか?
Webサイトに突然表示された警告を理由に、案内されたアプリをすぐインストールするのは避けてください。ブラウザを閉じ、Windows セキュリティなど信頼できる機能から状態を確認しましょう。
まとめ|不審なアプリは確認してから安全に削除しよう
見覚えのないアプリを発見すると、すぐ削除したくなるかもしれません。しかし、Windowsやパソコンを正常に動かすためのソフトである可能性もあります。
まずはアプリ名、提供元、インストールされた時期、用途を確認しましょう。
不要なアプリだと確認できた場合は、Windows 11の「設定」→「アプリ」→「インストールされているアプリ」からアンインストールするのが基本です。
削除後はパソコンを再起動し、不審な表示や動作がなくなったか確認します。心配な場合はWindows セキュリティによるスキャンも実行しておきましょう。
用途がわからないアプリを自己判断で削除したり、レジストリやシステムファイルを無理に変更したりしないことが、安全にパソコンを使うための重要なポイントです。
