私の体験：突然マウスがカクつき始めたときの話

ある日、普段通り作業しているとマウスポインタが引っかかるように動き、スクロールもガクガクしました。動画編集中にコマ落ちのような感覚でイライラが募り、作業効率が著しく下がりました。最初はマウス自体の故障を疑い、別のPCで試したところ問題は発生しませんでした。そこでPC本体のUSBポートを変えてみたところ、あっさり解決した経験があります。

なぜマウスがカクつくのか（簡単な原因解説）

• USBポートの電力不足やノイズ干渉
• USBポートの物理的な接触不良（汚れや緩み）
• ハードウェア（チップセット）と周辺機器間の相性
• ドライバや電力管理設定による省電力モード
• USBハブ経由で帯域が圧迫されている

USBポート変更で直すための詳細手順（初心者向け、実践可）

1. 準備：マウスとPCを用意します（ワイヤレスならレシーバーも）。作業前に保存しておきます。
2. 現在の接続を確認：マウスが接続されているUSBポートを確認します。ノートPCなら左右のポート、デスクトップなら前面／背面ポートを見ます。
3. 一度抜いて再接続：いったんマウスを抜き、数秒待ってから同じポートに再接続します。接触不良が原因の場合はこれで治ることがあります。
4. 別の物理ポートに差す：前面→背面、USB2.0ポート→USB3.0ポートなど、別の種類／場所のポートに差し替えます。背面のマザーボード直結ポートは安定していますのでおすすめです。
5. ダイレクト接続を試す：もしUSBハブや拡張ポートに接続している場合は、ハブを経由せずPC本体のポートに直接接続してみてください。
6. ワイヤレスの場合：レシーバーを前面から背面に移す、またはUSB延長アダプタを使ってレシーバーをマウスに近づけて干渉を減らします。
7. 電力管理の確認（Windowsの場合）：
   1. 「デバイスマネージャー」を開き、「ユニバーサル シリアル バス コントローラー」を展開。
   2. 各「USBルートハブ」を右クリック→「プロパティ」→「電源管理」タブで「コンピューターがこのデバイスの電源を切れるようにする」のチェックを外します。
8. ドライバ更新：マウスやチップセットのドライバを最新版にすることで改善する場合があります。メーカーの公式ページから入手してください。
9. 最終確認：別ポートで問題が改善したら、作業を数分〜数時間実施して安定性を確認します。

この方法でどのように便利になるか（具体例）

USBポートを変えるだけで以下のような効果が期待できます。

• ポインタの滑らかさが回復し、作業効率が向上します（例：画像編集での細かい調整が楽になります）。
• クリック遅延やドラッグ中の引っかかりが無くなり、ゲームプレイが快適になります。
• ワイヤレス干渉が減り、接続の途切れが減少します（例：プレゼン中の不意の切断を防げます）。
• ハブ経由の帯域問題を解消すれば、外付けストレージ等との同時利用でも安定します。

応用編：さらに便利にする追加テクニック

1. 専用のUSB延長ケーブルを使う：レシーバーを机上に近づけることでワイヤレスマウスの受信感度が上がります。
2. USBポートの清掃：綿棒で浅くホコリを取り、接点復活剤をごく少量使うと接触が改善することがあります（自己責任で行ってください）。
3. 高品質なセルフパワー（外部電源）USBハブを使う：電力不足が原因の場合、セルフパワーのハブで安定化できます。
4. USBポートの割り当てを見直す：キーボードや外付けSSDなど電力や帯域を使う機器は別のコントローラ群（前面／背面、別のUSBチップ）に分散させるとよいです。
5. マウスのポーリングレートを調整：ゲーミングマウスの場合、ポーリングレートを下げると負荷が減り安定する場合があります（専用ソフトで設定）。

まとめ：まずは差し替えを試してみてください

マウスのカクつきは意外と単純な原因（USBポートや接触、電力管理）で起こることが多く、まずは「抜いて別のポートに差す」という基本手順でかなりの確率で直ります。私の経験では、背面の直結ポートに差し替えただけで普段通りの滑らかさが戻り、作業ストレスが一気に解消されました。この記事の手順を順に試して、快適なPC作業環境を取り戻してください。