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Teamsが重い時の最速対処法|キャッシュ削除でサクサク動く5分ステップ
Microsoft Teamsが動作が重く、会議中に映像や画面共有がカクつく──そんな悩みをキャッシュ削除で解決する方法を、私の体験談とともにわかりやすくまとめました。
私の体験:会議中にフリーズして大慌てした話
先日、重要なクライアントとのオンライン会議でTeamsが重くなり、画面共有が数秒止まってしまいました。相手に「今見えますか?」を何度も聞く羽目になり、進行が大幅に遅れました。調べてみると、アプリのキャッシュが膨れ上がり、起動・同期処理の妨げになっていたことが原因でした。以降、定期的にキャッシュを整理するようにしたところ、起動も会議もスムーズになりました。
なぜキャッシュ削除が必要か(簡単な理由)
Teamsは画像やメッセージ、通話ログなどをキャッシュとしてローカルに保存します。これ自体は高速化に役立ちますが、古い・壊れたファイルや大量の一時データが蓄積すると逆に起動遅延や高CPU・高メモリの原因になります。定期的な削除で「正常な状態」に戻すのが有効です。
Windowsでのキャッシュ削除 手順(最短・安全)
- Teamsを完全終了します。タスクトレイのアイコンを右クリック→「アプリを終了」またはタスクマネージャーで「Teams (Microsoft Teams)」を終了してください。
- エクスプローラーのアドレスバーに以下を貼り付けて開きます:
%appdata%\Microsoft\Teams - このフォルダ内の以下サブフォルダを削除します(またはバックアップ後削除)。
- Application Cache\Cache
- blob_storage
- Cache
- databases
- GPUCache
- IndexedDB
- Local Storage
- tmp
- 削除後、PCを再起動するか、Teamsを再起動します。再ログインが必要になる場合があります。
※重要:削除はアプリを終了してから行ってください。実行中に削除するとデータ破損の恐れがあります。
macOSでのキャッシュ削除 手順
- Teamsを終了します(Dockで右クリック→終了、またはCommand+Q)。
- Finderでメニュー「移動」→「フォルダへ移動」を選び、下記を入力して開きます:
~/Library/Application Support/Microsoft/Teams - Windows同様、
Application CacheやCache、IndexedDB等のフォルダを削除します。 - Teamsを再起動します。
ブラウザ版(Teams on Web)の場合
ブラウザで利用している場合はブラウザのキャッシュをクリア、またはシークレットウィンドウでアクセスしてください。急いでいる場合はCtrl(⌘)+Shift+Rで強制再読み込みを試してください。
この手順でどのように便利になるか(具体例)
- 起動が速くなる:キャッシュの読み込み処理が軽くなり、Teamsの起動時間が短縮します。毎朝の立ち上げで30秒〜1分の短縮が期待できます。
- 会議中の安定性向上:画面共有やビデオの遅延・フリーズが減り、会議の中断が減ります。クライアント対応の信頼性が上がります。
- メモリ・CPU負荷の低下:無駄な一時ファイルが減るため、ノートPCの発熱やファン音が落ち着きます。
応用編:さらに便利にする方法(自動化・設定)
1. 自動で定期削除(Windowsバッチ例)
@echo off
taskkill /f /im Teams.exe
rmdir /s /q "%appdata%\Microsoft\Teams\Cache"
rmdir /s /q "%appdata%\Microsoft\Teams\blob_storage"
rmdir /s /q "%appdata%\Microsoft\Teams\IndexedDB"
rem 必要に応じて他フォルダも追加
start "" "C:\Users\%USERNAME%\AppData\Local\Microsoft\Teams\current\Teams.exe"
このバッチをタスクスケジューラで週1回実行すると手間が省けます。
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2. Teamsの設定を見直す
- 「設定」→「一般」→「ハードウェアアクセラレーションを使用する」のチェックを外す(GPU周りの問題がある場合に有効)
- 不要な起動時アプリをオフにする(自動起動を無効に)
3. 軽量化の合わせ技
回線混雑が原因の場合は低帯域モードに切り替える、または画面共有時に解像度を下げると更に安定します。
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注意点とトラブルシューティング
キャッシュを削除すると一時的にサインインが必要になる、既読状態や一部の履歴が消えることがあります。削除前に重要なデータは保存しておくことをおすすめします。削除しても改善しない場合はアプリの再インストールやネットワーク(DNS/プロキシ)の確認を行ってください。

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