WinRARで解凍エラーが出るときの対処法|最新版への更新で直るか確認しよう
WinRARでZIPやRARファイルを解凍しようとしたとき、「エラーが出て開けない」「書庫が壊れていると表示される」「今まで解凍できていたファイルが突然開けなくなった」と困ることがあります。
このような場合、ファイル自体が壊れているとは限りません。古いバージョンのWinRARを使っていることが原因で、正常に解凍できないケースもあります。
私も以前、ダウンロードした圧縮ファイルを何度解凍してもエラーになり、ファイルを何度もダウンロードし直したことがあります。しかし、原因はファイルではなく古いWinRARでした。最新版へ更新すると、同じファイルをそのまま解凍できました。
この記事では、Windows 11を基準に、WinRARの解凍エラーが発生したときの確認方法と、最新版へ安全に更新する手順を初心者向けに紹介します。
- WinRARの解凍エラーはどんなときに困る?
- まず試したいのはWinRARを最新版にすること
- WinRARの現在のバージョンを確認する方法
- WinRARを最新版へ更新する手順
- 最新版にしたら同じファイルをもう一度解凍する
- 最新版でもWinRARの解凍エラーが直らない場合
- 「CRCエラー」「書庫が壊れています」と表示される場合
- 分割RARファイルでは全部そろっているか確認する
- パスワード付きRARファイルの場合も確認する
- WinRAR更新後はWindowsを再起動したほうがいい?
- 私がやってしまった失敗|何度もダウンロードし直した
- WinRARを最新版にしておくと普段の作業も安心
- 応用編|エラーの原因を効率よく切り分ける方法
- WinRARの解凍エラーを予防する方法
- WinRARの解凍エラーに関するよくある質問
- まとめ|WinRARの解凍エラーは最新版への更新から試そう
WinRARの解凍エラーはどんなときに困る?
WinRARは、RARやZIPなどの「圧縮ファイル」を開いたり解凍したりするためのソフトです。圧縮とは、複数のファイルをまとめたり、データ容量を小さくしたりする仕組みを指します。
仕事で受け取った資料、インターネットからダウンロードしたソフト、写真や動画をまとめたファイルなどが圧縮されていることがあります。
そのため、解凍エラーが発生すると次のような場面で困ります。
- ダウンロードしたRARファイルを開けない
- 仕事で受け取ったZIPファイルを展開できない
- 大容量の分割ファイルを解凍できない
- 解凍途中でエラーが発生してファイルを取り出せない
- 「書庫が壊れています」などのメッセージが表示される
特に急いでファイルを確認したいときは、何度試しても同じエラーになると焦ってしまいます。しかし、いきなりファイルを削除したりWindowsの設定を大きく変更したりする必要はありません。
まず試したいのはWinRARを最新版にすること
WinRARで解凍エラーが発生した場合、最初に確認したいのがWinRARのバージョンです。
WinRARは継続的に更新されており、不具合の修正や新しい圧縮形式への対応、セキュリティ関連の改善などが行われます。
古いWinRARを長期間使っている場合、新しい環境で作成された圧縮ファイルとの相性などによって、正常に処理できない可能性があります。
そのため、原因がわからない解凍エラーでは、安全性の高い対処として最新版への更新を優先しましょう。
WinRARの現在のバージョンを確認する方法
最初に、パソコンへインストールされているWinRARのバージョンを確認します。
- WinRARを起動します。
- 画面上部の「ヘルプ」をクリックします。
- 「WinRARについて」をクリックします。
- 表示された画面でバージョン番号を確認します。
バージョン番号を確認したら、WinRAR公式サイトで現在提供されているバージョンと比較します。
インストール済みのバージョンが古ければ、最新版へ更新してからもう一度解凍を試してください。
WinRARを最新版へ更新する手順
1.作業中のファイルを保存する
アップデートを始める前に、WordやExcel、ブラウザなどで作業中のデータがあれば保存しておきましょう。
通常はWinRARを更新しただけでデータが消えることはありません。それでも、ソフトのインストールやパソコンの再起動に備えて保存しておくと安心です。
2.WinRARを終了する
WinRARを起動している場合は、いったん終了します。
キーボード操作なら、WinRARの画面を選択した状態で「Alt」+「F4」を押すとウィンドウを閉じられます。
「Alt+F4」は、現在選択しているアプリやウィンドウを閉じるWindowsのショートカットキーです。WinRAR以外のアプリでも利用できます。
3.公式サイトから最新版を入手する
ブラウザを開き、WinRARの公式配布元から現在のWindowsに合った最新版を入手します。
検索結果に表示された正体のわからないダウンロードサイトから入手するのは避けてください。ソフトウェアをインストールするときは、公式の配布元を利用することが重要です。
4.Windowsが64ビットか確認する
どのファイルを選べばよいかわからない場合は、Windowsのシステム情報を確認します。
- キーボードの「Windows」+「I」を押します。
- 「システム」を開きます。
- 「バージョン情報」をクリックします。
- 「システムの種類」を確認します。
「Windows+I」は、Windowsの「設定」をすぐに開くショートカットキーです。
現在のWindows 11パソコンでは64ビット環境が一般的ですが、自分のパソコンに表示された情報を確認してから選択してください。
5.最新版をインストールする
ダウンロードしたWinRARのインストーラーを開き、画面の案内に従ってインストールします。
Windowsから「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」と確認された場合は、実行しているファイルが正規のWinRARインストーラーであることを確認してから進めます。
更新後にWinRARを起動し、「ヘルプ」から「WinRARについて」を開いて、新しいバージョンになっているか確認しましょう。
最新版にしたら同じファイルをもう一度解凍する
WinRARを最新版へ更新できたら、エラーが発生していたファイルをもう一度解凍します。
- 解凍したいRARまたはZIPファイルを右クリックします。
- WinRARの解凍メニューを選択します。
- 保存先を確認します。
- 解凍を実行します。
- エラーが再発するか確認します。
これで正常に解凍できれば、古いWinRARが原因だった可能性があります。
一方、最新版でも同じエラーが発生する場合は、圧縮ファイルそのものに問題がある可能性も考えましょう。
最新版でもWinRARの解凍エラーが直らない場合
ファイルをもう一度ダウンロードする
インターネットから取得したファイルなら、ダウンロード中に通信が途切れ、一部のデータが欠けている可能性があります。
元のファイルが信頼できる配布元に残っている場合は、もう一度ダウンロードしてから解凍してみてください。
再ダウンロードするときは、古いファイルと混同しないよう注意しましょう。
ファイルサイズを確認する
配布元に本来のファイルサイズが記載されている場合は、ダウンロードしたファイルと比較します。
ファイルを右クリックして「プロパティ」を開くと、サイズを確認できます。
本来より明らかに小さい場合は、ダウンロードが最後まで完了していない可能性があります。
保存先の空き容量を確認する
圧縮ファイル自体は小さくても、解凍すると容量が大幅に増えることがあります。
エクスプローラーを開き、「PC」から保存先ドライブの空き容量を確認してください。
エクスプローラーは「Windows」+「E」でも開けます。ファイルを頻繁に扱う人には便利なショートカットキーです。
別の保存先へ解凍してみる
保存先のフォルダーやアクセス権限が原因になっていることもあります。
原因を切り分けるため、一度わかりやすい別のフォルダーへ解凍してみましょう。
保存先を変更すると正常に解凍できるなら、元の保存場所に問題がある可能性があります。
「CRCエラー」「書庫が壊れています」と表示される場合
WinRARでは、解凍時に「CRCエラー」や書庫の破損を示すエラーが表示されることがあります。
CRCとは、簡単にいうと「保存されているデータが正しい状態か確認する仕組み」です。
CRCエラーが出た場合、圧縮ファイルの一部が破損している、ダウンロードが正常に完了していない、必要な分割ファイルがそろっていないなどの原因が考えられます。
この場合も、まずWinRARを最新版にしてから、再ダウンロードを試す順番がおすすめです。
分割RARファイルでは全部そろっているか確認する
大容量データでは、RARファイルが複数に分割されている場合があります。
たとえば「part1」「part2」「part3」のように複数のファイルがある場合、途中のファイルが1つでも欠けていると正常に解凍できません。
分割ファイルの場合は、次の点を確認してください。
- 必要なファイルをすべてダウンロードしているか
- すべて同じフォルダーに保存されているか
- ファイル名を勝手に変更していないか
- 途中のファイルだけサイズが極端に小さくないか
ファイルがそろっていることを確認してから、通常は先頭のファイルから解凍を開始します。
パスワード付きRARファイルの場合も確認する
パスワードで保護された圧縮ファイルでは、入力したパスワードが間違っていると正常に展開できません。
特にコピー&ペーストした場合は、パスワードの前後に余分な空白が入っていないか確認しましょう。
大文字と小文字、数字、記号の違いにも注意が必要です。
WinRAR更新後はWindowsを再起動したほうがいい?
更新直後に問題なく使える場合は、そのまま利用できることもあります。
ただし、更新したのに動作がおかしい場合やエラーが続く場合は、一度Windowsを再起動してみましょう。
再起動するときは、作業中のデータを保存してから「スタート」→「電源」→「再起動」を選択します。
ここで注意したいのが、「シャットダウンして電源を入れ直す」のではなく、まず「再起動」を試すことです。Windowsでは両者の処理が完全に同じとは限らないため、トラブル解決では再起動が役立つ場合があります。
再起動後の確認ポイント
Windowsが起動したら、次の順番で確認します。
- WinRARが正常に起動するか確認します。
- WinRARのバージョンを再確認します。
- 問題のRARやZIPファイルを開きます。
- もう一度解凍します。
- 同じエラーメッセージが表示されるか確認します。
エラーが消えていれば、そのまま利用して問題ありません。
私がやってしまった失敗|何度もダウンロードし直した
以前、RARファイルを開こうとしたところ、解凍途中でエラーになったことがあります。
最初は「ダウンロードに失敗したのだろう」と考え、同じ大容量ファイルを何度もダウンロードしました。ところが結果は毎回同じでした。
そこでWinRARを確認すると、かなり前にインストールしたバージョンをそのまま使っていました。最新版へ更新してから試すと正常に処理でき、最初からバージョンを確認しておけば時間を無駄にせずに済んだケースでした。
この経験から、WinRARで原因不明のエラーが出た場合は、再ダウンロードを何度も繰り返す前にバージョンを確認するようにしています。
WinRARを最新版にしておくと普段の作業も安心
WinRARを最新版にするメリットは、目の前の解凍エラーへの対処だけではありません。
新しいバージョンでは不具合やセキュリティ上の問題が修正されることがあります。インターネットから取得した圧縮ファイルを日常的に扱うなら、古いバージョンを放置しないことが大切です。
仕事で圧縮された資料を受け取ったときも、余計なトラブルが減ればすぐ作業に移れます。写真やバックアップデータを扱うときにも便利です。
応用編|エラーの原因を効率よく切り分ける方法
最新版へ更新しても直らないときは、やみくもに設定を変更せず、1つずつ原因を切り分けましょう。
- WinRARを最新版にする
- Windowsを再起動する
- 同じファイルをもう一度解凍する
- 保存先の空き容量を確認する
- 別のフォルダーへ解凍する
- 元ファイルを再ダウンロードする
- 分割ファイルなら全部そろっているか確認する
- パスワード付きなら入力内容を確認する
この順番なら、比較的安全な方法から試せます。
初心者の場合、インターネットで見つけた情報を参考にレジストリを変更したり、Windowsの重要なシステムファイルを削除したりするのはおすすめできません。今回のような解凍エラーで、最初からそこまで大きな変更を行う必要はありません。
WinRARの解凍エラーを予防する方法
同じトラブルを防ぐため、普段から次の点を意識すると安心です。
- WinRARを長期間古いバージョンのまま使わない
- 更新ファイルは信頼できる公式配布元から入手する
- ダウンロード完了前に圧縮ファイルを開かない
- 解凍先ドライブの空き容量を確保する
- 分割RARファイルは同じフォルダーで管理する
- 重要な圧縮ファイルはバックアップしておく
特にWinRARを何年も更新していない場合は、トラブルが起きてから慌てないよう、定期的にバージョンを確認するとよいでしょう。
WinRARの解凍エラーに関するよくある質問
WinRARを最新版にすれば必ず解凍エラーは直りますか?
必ず直るわけではありません。古いWinRARが原因なら改善が期待できますが、圧縮ファイル自体の破損、ダウンロード失敗、空き容量不足、分割ファイルの不足などが原因の場合は別の対処が必要です。
「書庫が壊れています」と出たらファイルは完全に壊れていますか?
メッセージだけで原因を断定することはできません。まずWinRARを最新版にし、ファイルの再ダウンロードや分割ファイルの確認などを試してください。
ZIPファイルでもWinRARを更新したほうがいいですか?
WinRARでZIPファイルを扱っていてエラーが発生しているなら、バージョン確認は有効な切り分け方法の1つです。ただし、ZIPファイルはWindows 11の標準機能でも展開できます。
Windows 10でも同じ方法で確認できますか?
基本的な考え方はWindows 10でも同じです。設定画面などの表示位置がWindows 11とは多少異なる場合がありますが、WinRARのバージョン確認、最新版への更新、再ダウンロードといった対処方法は共通しています。
WinRARを更新すると保存してあるRARファイルは消えますか?
通常、WinRARを更新しただけで保存済みのRARやZIPファイルが削除されることはありません。ただし、大切なデータはソフトの更新とは関係なくバックアップしておくことをおすすめします。
まとめ|WinRARの解凍エラーは最新版への更新から試そう
WinRARでRARやZIPファイルを解凍できない場合、ファイルが壊れていると決めつける前にWinRARが最新版になっているか確認しましょう。
古いバージョンを使用しているなら、公式の配布元から最新版を入手して更新し、同じファイルをもう一度解凍します。
それでも直らない場合は、Windowsの再起動、空き容量、保存先、再ダウンロード、分割ファイル、パスワードなどを順番に確認すると原因を見つけやすくなります。
「最新版へ更新 → 再起動 → 再度解凍 → ファイル側を確認」という順番を覚えておけば、WinRARの解凍エラーが起きたときにも落ち着いて対処できます。
