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Zoomが重いと感じたら:バーチャル背景をOFFにして軽くする簡単手順と応用テクニック
リモートワークやオンライン授業でZoomを使っていると、突然画面がカクついたりCPU使用率が急上昇してパソコンが重くなることがあります。私も在宅勤務中に発表中に画面が遅れてしまい、重要な場面でまともに話せなかった経験があります。検討した結果、原因の一つが「バーチャル背景」機能だったため、OFFにしたら劇的に軽くなったので、その手順と応用編を詳しくまとめます。
なぜバーチャル背景をOFFにするだけで軽くなるのか
バーチャル背景はカメラ映像のリアルタイム合成を行うため、CPUまたはGPUに負荷がかかります。特に内蔵GPUが弱いノートPCや古めのデスクトップでは、背景処理が原因で映像・音声・画面共有が遅延することがあります。まずは簡単に負荷を減らすためにバーチャル背景をOFFにして様子を見るのがおすすめです。
Zoomでバーチャル背景をOFFにする手順(デスクトップ版:Windows / macOS)
- Zoomアプリを起動します。
- 右上の自分のアイコン(または歯車アイコン)をクリックして「設定(Settings)」を開きます。
- 左メニューから「背景とフィルター(Background & Filters)」を選びます。
- 会議中に一時的に切りたい場合は、画面左下の「ビデオの開始/停止」横の上向き矢印をクリックし、「ビデオ設定(Video Settings)」→「背景とフィルター」から同様に設定できます。
Zoomでバーチャル背景をOFFにする手順(モバイル版:Android / iOS)
- Zoomアプリを開き、会議に参加します。
- 画面をタップしてメニューを表示し、下部または右上の「⋯(その他)」を選びます。
この対策でどのように便利になるか:具体例
- プレゼン中に画面共有とカメラ映像が同時にスムーズに表示されるようになります(カクつきが減少)。
- CPU負荷が下がることでファン音が静かになり、マイクのノイズも目立ちにくくなります。
- 古いノートPCでもフレームレートが安定し、オンライン授業や会議での遅延トラブルを防げます。
- バッテリー駆動時間が延びる場合があります(ノートPC利用時)。
トラブルが続く場合の追加チェックリスト
- Zoomを最新版にアップデートする。
- 不要なアプリを終了してメモリを確保する。
- 可能なら外付けカメラや別PCを利用する。
- 回線速度を確認し、有線LANを優先する。
- Zoomの「ハードウェアアクセラレーション」設定を確認する(オン/オフで改善する場合あり)。
応用編:さらに便利にする設定と運用テクニック
より快適にする応用テクニックを紹介します。
- 仮想背景は必要なときだけ使う:プレゼンや顔出しが重要でない場合は常時オフにし、必要な回だけオンにします。
- 単色背景を用意する:物理的にシンプルな背景(単色のカーテンや壁)にすると、Zoomのバーチャル背景処理を軽くできます。合成の誤認識も減ります。
- カメラ解像度を下げる:Zoomのビデオ設定で解像度を変更できる場合(HDをオフにするなど)、帯域・処理負荷が下がります。
- 事前にテストミーティングを行う:重要な会議の前に「テストミーティング」で設定を確認すると、本番で慌てずに済みます。
まとめ:まずはバーチャル背景をOFFにして軽さを実感してください
私の場合、発表前にバーチャル背景をOFFにしただけでカクつきが消え、プレゼンを最後まで滑らかに行えました。まずは今回ご紹介した手順でバーチャル背景をOFFにし、動作が安定するか試してみてください。もし改善が不十分なら、応用編の手順を順に試すことでさらに快適になります。
(補足)会社の指針やプライバシーの理由で背景が必要な場合は、低負荷な単色の背景や外付けの低解像度カメラの導入を検討してみてください。

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