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HDDクラッシュはある日突然やってくる|パソコン利用者共通の悩み
パソコンを使っていると、誰しも一度は「HDDが壊れたらどうしよう」という不安を感じたことがあるのではないでしょうか。
私自身、仕事用・プライベート用のデータをHDDに保存し続けていた頃、「まさか自分が…」と思っていた矢先にHDDクラッシュを経験しました。
その日はいつも通りパソコンの電源を入れただけでした。ところが、起動中に異音が鳴り、Windowsが立ち上がらなくなったのです。BIOS画面で確認すると、HDDが認識されていない状態でした。
中には、仕事の資料、家族の写真、数年分のバックアップデータが入っていました。
「バックアップは後でやろう」と先延ばしにしていた自分を、心の底から後悔しました。
HDDクラッシュの本当の怖さ|データは簡単に戻らない
HDDクラッシュが怖い理由は、単に「壊れる」ことではありません。
問題は、壊れた瞬間にデータが読めなくなる点です。
データ復旧業者に相談したところ、見積もりは数十万円。しかも「必ず復旧できる保証はない」と言われました。
結果的に私は復旧を断念し、大切なデータを失いました。
この経験から私は強く思いました。
**「HDDは壊れる前提で使うべき」**だと。
HDDクラッシュ対策としてRAID1に注目した理由
HDDクラッシュ対策として、外付けHDDやクラウドバックアップも検討しました。しかし、毎回手動でバックアップするのは正直面倒ですし、うっかり忘れてしまうこともあります。
そこで調べてたどり着いたのが、**RAID1(ミラーリング)**という仕組みでした。
RAID1とは、2台のHDDにまったく同じデータを書き込む構成です。
片方のHDDが故障しても、もう片方に同じデータが残るため、即座に復旧可能なのが最大の特徴です。
RAID1とは何か|初心者にもわかりやすく解説
RAID1を簡単に説明すると、次のような仕組みです。
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HDDを2台使用する
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書き込みデータは常に両方に同時保存
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どちらか1台が壊れても運用を継続できる
たとえるなら、「同じ内容のノートを2冊同時に書いている」状態です。
1冊なくなっても、もう1冊が残ります。
重要なのは、RAID1はバックアップではなく冗長化だという点です。しかし、HDDクラッシュ対策としては非常に有効です。
私がRAID1を導入したきっかけと決断
HDDクラッシュでデータを失った後、私は「二度と同じ失敗を繰り返さない」と決めました。
仕事用PCには常に重要なデータがあるため、自動で守られる仕組みが必要だったのです。
RAID1なら、意識せずに使っているだけでデータが二重化されます。
「人の記憶に頼らない対策」ができる点に魅力を感じ、導入を決断しました。
RAID1構築前に準備するもの
RAID1を構築する前に、以下を準備します。
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同容量・同型番のHDDを2台
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RAID対応マザーボード、またはRAIDカード
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OS(Windows 10 / 11 推奨)
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既存データの一時バックアップ用ストレージ
特に重要なのは、HDDは必ず同容量にすることです。
容量が異なると、小さい方に合わせられてしまいます。
RAID1の構築手順|初心者でもできる詳細ステップ
手順① HDDを2台接続する
パソコンの電源を切り、ケースを開けてHDDを2台取り付けます。
SATAケーブルと電源ケーブルをそれぞれ接続します。
手順② BIOSでRAIDモードを有効にする
電源を入れ、BIOS(UEFI)画面を開きます。
ストレージ設定から、SATAモードを「RAID」に変更します。
手順③ RAID設定画面でRAID1を作成
再起動後、RAID管理画面に入り、以下を設定します。
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RAIDレベル:RAID1
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使用するHDD:2台選択
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初期化方式:推奨設定
これで論理的に1つのドライブとして認識されます。
手順④ OSをインストール、または既存環境を移行
新規構築の場合は、そのままOSをインストールします。
既存環境の場合は、クローンツールを使って移行します。
RAID1導入後の変化|驚くほど安心感が違う
RAID1を導入してから、HDDの故障に対する不安がほぼなくなりました。
実際に一度、片方のHDDが故障したことがあります。
しかし、PCは何事もなかったかのように起動しました。
RAID管理ソフトから「1台故障」の通知が出ただけです。
新品のHDDを交換すると、自動的にデータが再同期され、完全復旧しました。
このとき、「RAID1を導入して本当に良かった」と心から思いました。
RAID1でどのように便利になるのか|具体例で解説
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HDD故障時も作業を止めずに済む
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データ復旧業者に依頼する必要がない
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バックアップ忘れの心配がなくなる
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精神的ストレスが大幅に減る
特に仕事用途では、「止まらない」ことが最大のメリットです。
RAID1の注意点と限界も理解しておく
RAID1は万能ではありません。
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誤って削除したデータも両方消える
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ウイルス感染も両方に反映される
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火災・盗難には弱い
そのため、RAID1+バックアップが理想です。
応用編|RAID1をさらに便利に使う方法
クラウドバックアップと併用する
RAID1で日常の故障対策をしつつ、
重要データはクラウドに自動同期すると万全です。
NASでRAID1を構築する
NASを使えば、複数PCから安全にデータ共有できます。
家庭・小規模オフィスに特におすすめです。
定期的なSMART監視を行う
HDDの健康状態を監視し、故障予兆を把握すると、
トラブルを未然に防げます。
まとめ|HDDクラッシュ対策はRAID1で「備える」時代へ
HDDクラッシュは、いつ起きてもおかしくありません。
私自身の失敗経験から言えるのは、事後対応では遅すぎるということです。
RAID1は、導入さえしてしまえば、
意識せずにデータを守ってくれる心強い仕組みです。
大切なデータを失って後悔する前に、
ぜひ一度、RAID1の導入を検討してみてください。

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