外付けSSDを購入したのに「思ったより遅い」「内蔵SSDより全然速くならない」と感じたことはありませんか。私はまさにその一人でした。スペック表には「最大転送速度1000MB/s」と書かれているのに、実際にファイルをコピーすると100MB/s前後しか出ない。動画編集用に奮発して買った外付けSSDが、まるで昔の外付けHDDのような速度で動作しているのを見たときは、正直かなりショックでした。
この記事では、**外付けSSDの速度が遅い原因として最も多い「USB規格の不一致」**にフォーカスし、私自身の体験談を交えながら、確認方法から具体的な改善手順、さらに応用編まで詳しく解説します。パソコンに詳しくない方でも実践できる内容になっていますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
外付けSSDの速度が遅くて困った私の体験談
私が外付けSSDの遅さに気づいたのは、4K動画素材を外付けSSDにコピーして編集しようとしたときでした。1ファイル数十GBもある動画を複数コピーする必要があり、作業効率を上げるために外付けSSDを導入したのです。
ところが、コピーを開始すると「残り時間:30分以上」という表示が出ました。内蔵SSD同士なら数分で終わるはずの作業です。「何か設定を間違えたのかな」と思い、何度も接続し直しましたが状況は変わりません。
このとき感じた不便さは、
- 作業待ち時間が長く、集中力が切れる
- 動画編集の開始が遅れてスケジュールに影響する
- 高価なSSDを買ったのに意味がないと感じる
というものでした。私は「外付けSSDは速いはず」という先入観を持っていたため、原因が自分の環境にあるとは思っていなかったのです。
外付けSSDをどうしたいのか?理想の状態
私が目指したのは、
- 大容量ファイルをストレスなくコピーできる
- 内蔵SSDに近い速度で外部ストレージを使える
- ケーブルを挿すだけで最大性能を引き出せる
という状態でした。つまり、「買ったときの性能をそのまま使いたい」という、非常にシンプルな願いです。
この理想を実現する鍵が、USB規格の確認でした。
外付けSSDが遅くなる最大の原因はUSB規格
USB規格とは何か
USB規格とは、パソコンと周辺機器を接続する際の通信ルールのようなものです。USBには複数の世代があり、それぞれ最大転送速度が異なります。
主なUSB規格は以下の通りです。
- USB 2.0:最大480Mbps(約60MB/s)
- USB 3.0 / USB 3.1 Gen1:最大5Gbps(約625MB/s)
- USB 3.1 Gen2:最大10Gbps(約1250MB/s)
- USB 3.2 Gen2×2:最大20Gbps
- USB4 / Thunderbolt 3・4:最大40Gbps
外付けSSDの多くはUSB 3.1 Gen2以上に対応していますが、接続するポートやケーブルが古い規格だと、その速度に引きずられてしまいます。
【解決編】USB規格を確認して外付けSSDを高速化する手順
ここからは、私が実際に行った解決手順を、順番に詳しく説明します。
手順1:外付けSSDの対応USB規格を確認する
まずは、外付けSSD自体がどのUSB規格に対応しているかを確認します。これは製品の箱、公式サイト、説明書に必ず記載されています。
確認ポイントは以下です。
- USB 3.1 Gen2対応か
- USB4やThunderbolt対応か
- 最大転送速度(理論値)
ここで「USB 3.1 Gen2対応」と書かれていれば、少なくとも10Gbps環境で使う前提の製品です。
手順2:パソコン側のUSBポート規格を確認する
次に重要なのが、パソコン側のUSBポートです。ここを見落としている人が非常に多いです。
確認方法は以下の通りです。
- メーカー公式サイトで仕様表を見る
- 取扱説明書を確認する
- ポート横の表記(SS、雷マークなど)を見る
例えば、USB-C形状でも中身がUSB 2.0の場合があります。「形が同じ=速い」ではない点が要注意です。
手順3:使用しているUSBケーブルの規格を確認する
私が最初につまずいたのがここでした。付属ケーブルではなく、手元にあったUSB-Cケーブルを使っていたのですが、それがUSB 2.0対応の充電用ケーブルだったのです。
確認すべきポイントは、
- USB 3.1 Gen2対応と明記されているか
- 10Gbps対応と書かれているか
- Thunderbolt対応か
ケーブルは見た目では判断できないため、必ず仕様を確認してください。
手順4:正しいポートとケーブルで接続し直す
対応規格が揃ったら、
- 高速対応USBポート
- 高速対応USBケーブル
- 外付けSSD
この3点を正しく接続し直します。その後、再度ファイルコピーを行い、速度を確認します。
USB規格を揃えた結果、どれくらい便利になったか
私の場合、USB規格を見直しただけで、コピー速度は約100MB/sから800MB/s以上に向上しました。体感的には、
- 数十分かかっていたコピーが数分で完了
- 動画編集ソフトの読み込みが快適
- 作業待ち時間が減り、集中力が維持できる
といった大きな変化がありました。「外付けSSDって本当に速いんだ」と、ようやく実感できた瞬間でした。
応用編:さらに外付けSSDを快適に使うための工夫
応用1:Thunderbolt対応SSDを使う
もしパソコンがThunderboltに対応しているなら、Thunderbolt対応外付けSSDを選ぶことで、内蔵SSDに近い速度を実現できます。
応用2:ファイルシステムを最適化する
用途に応じて、
- Windows中心:NTFS
- Mac中心:APFS
- 両対応:exFAT
を選ぶことで、無駄な速度低下を防げます。
応用3:外付けSSD専用の高速ポートを決める
常に同じ高速ポートに接続するようにすると、迷わず最大性能を引き出せます。
まとめ:外付けSSDが遅いと感じたらUSB規格を疑う
外付けSSDの速度が遅い原因は、故障や性能不足ではなく、USB規格の不一致であることがほとんどです。私自身、この点に気づくだけで作業環境が劇的に改善しました。
もし今、外付けSSDの速度に不満を感じているなら、ぜひ一度、USB規格・ポート・ケーブルの3点を見直してみてください。それだけで、パソコン作業は驚くほど快適になるはずです。

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