何かソフトをインストールしようとするたびに出現する「ユーザーアカウント制御」画面というものがあります。初めて見たのが確かWindowsVistaだった気がします。以降、7、8.1や10でももちろん出てきます。
その時はそんな画面の存在を知らずに「インストール終わるまでちょっと離席しよう」と思い席をはずしていました。戻るとユーザーアカウント制御画面が表示されていてインストールが全く進んでおらず空しい気持ちになったことがあります。
しかしこの画面は重要なので解説していきたいと思います。
目次
ユーザーアカウント制御とは
このアプリを起動させていいのか確認
パソコンを使用している人に「このアプリを起動させて大丈夫か」と確認する画面です。コンピューターウイルスやスパイウェアによってパソコンのシステムが勝手に変えられたり、パソコン使用者の意図しない操作がされてしまう事を防ぐためにこの画面は存在します。
「次のプログラムにこのコンピューターへの変更を許可しますか?」
「このアプリがPCに変更を加えることを許可しますか?」
「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」など、数種類の書かれ方がありますが内容自体は同じです。
デバイスとはこの場合、お使いのパソコンの事だと考えていただいて構いません。
自分で起動させようとしているアプリなら「はい」
ご自身が何かソフトウェアをインストールしたりしているときに表示される場合は基本的に「はい」をクリックして問題ありません。
その際、念のため発行元がそのソフトウェアの製造者であることを確認してください。
急に出現し、発行元がわからないなら「いいえ」
とくに何もしていないのにユーザーアカウント制御画面が出現したり、心当たりのない発行元が表示されている場合は怪しいです。
身に覚えがないのに画面が出てきた場合は「いいえ」をクリックしてください。念のため、ウィルス定義を最新にしてスキャンを行ってください。
たまにタスクバーにだけ表示されているときがある
「インストールが全然進まない、どうしたんだろう」と思っていたらタスクバーに点滅するプログラムが一つ増えていたことがあります。クリックするとユーザーアカウント制御画面でした。
パソコンが静まり返っていたり、ステータスバーが全く進まなくなったら注意してみてください。ユーザーアカウント制御のせいで止まっていることもあります。
「インストールは待ってるだけだから放っておこう」と離席すると何も進まないことがあります。パソコンの前で無事インストールが完了するまで待っていた方がいいです。
設定の変更方法
無効化は出来るけど、しない方が良い
確かにユーザーアカウント制御画面がウザいと感じることは無理もない事かもしれません。いちいち確認させるな!なんて言いたくもなるでしょう。
しかし自分のパソコンを守るためです。インターネットに接続していればあなたのパソコンを狙っている悪者はウヨウヨいます。悪者が自分のパソコンに侵入してくることを防ぐためにも、この画面は必要なんです。
ですから初期設定にしておくことを強くお勧めします。
設定の手順
では、ユーザーアカウント制御の設定変更手順をご紹介します。まずはスタートボタンをクリックしてください。
「Windowsシステムツール」をクリックし、「コントロールパネル」をクリックしてください。
コントロールパネル画面が表示されたら「ユーザーアカウント」をクリックします。
「アカウントの種類の変更」をクリックしてください。
複数のアカウントがパソコンに存在する場合、このような画面になります。
アカウントを選んだところでユーザーアカウント制御の設定画面には行きつけないので下図のように「ユーザーアカウント」2つあるうちの右のものをクリックします。
「ユーザーアカウント制御設定の変更」をクリックしてください。
下図がユーザーアカウント制御の設定画面です。左側の目盛とツマミで設定を変えます。上ほど強く有効で、一番下が無効の状態です。4段階あるので選んでください。
どの段階がどんな設定かは右側に表示されます。
最後に「OK」をクリックするとユーザーアカウント制御画面が出てきます。「はい」をクリックする事で設定が反映されます。