Windowsセキュリティ警告で「更新」が表示されたときの対処法|本物か偽物か見分ける方法
パソコンを使っていると、突然「Windowsセキュリティ警告」「更新が必要です」「今すぐ更新してください」といった表示が出ることがあります。
「すぐ更新しないと危険なのでは?」と焦ってしまいますが、まず確認したいのはその警告が本当にWindowsから表示されているのかという点です。
Windows 11には正規のセキュリティ通知があります。一方、Webサイトの広告やブラウザ通知を利用して、Windowsの警告に見せかけるケースもあります。
この記事では、パソコン初心者の方でも判断できるように、Windowsセキュリティ警告が表示されたときの確認方法と、安全に更新する手順を順番に紹介します。
- Windowsセキュリティ警告で「更新」が出てもすぐクリックしない
- Windowsセキュリティ警告が表示される主な原因
- 本物のWindowsセキュリティ警告か確認する方法
- Windows 11で本当に更新が必要か確認する方法
- Windows セキュリティの状態も確認する
- Microsoft Defenderを更新する方法
- ブラウザに偽の「更新」警告が表示された場合の対処法
- 「更新」を押してしまった場合はどうする?
- 右下に「ウイルスが見つかりました」と何度も出る場合
- 更新後はパソコンを再起動する
- 再起動後に確認すること
- Windows Updateが失敗するときの対処法
- Windowsの更新を安全に行うために覚えておきたいこと
- 更新を習慣にすると仕事や日常が快適になる
- 応用編:Windows Updateを定期的に確認する
- Windowsセキュリティ警告を予防する方法
- よくある質問
- まとめ
Windowsセキュリティ警告で「更新」が出てもすぐクリックしない
最初に覚えておきたいのは、警告画面に表示された「更新」「今すぐ更新」などのボタンを慌ててクリックしないことです。
特にインターネットを見ている最中に突然表示された警告は、WindowsではなくWebサイトが表示している可能性があります。
本当にWindowsの更新が必要なのかは、警告画面からではなくWindowsの「設定」から確認するのが安全です。
私も警告画面から更新しようとして失敗したことがあります
以前、Webサイトを見ているときに「セキュリティ更新が必要です」という大きな警告が表示され、反射的にボタンを押しそうになったことがあります。
しかし、よく見るとWindowsの設定画面ではなく、ブラウザの中に表示されていました。Windows Updateを自分で確認すると、緊急の更新はありませんでした。
この経験から、セキュリティ関連の警告が出たときほど、表示されたボタンから操作せず、自分でWindowsの設定を開くことが大切だと感じています。
Windowsセキュリティ警告が表示される主な原因
「Windowsセキュリティ警告」と呼ばれる表示には、いくつかの種類があります。原因を切り分けると対処しやすくなります。
- Windows Updateが必要になっている
- Windows セキュリティが問題を検出している
- Microsoft Defenderのセキュリティ情報を更新する必要がある
- ブラウザから通知が表示されている
- Webサイト上に偽のセキュリティ警告が表示されている
- インストールしているセキュリティソフトから通知されている
つまり、「警告が出た=ウイルスに感染した」とは限りません。まず警告がどこから出ているのかを確認しましょう。
本物のWindowsセキュリティ警告か確認する方法
ブラウザの中に表示されていないか確認する
Microsoft EdgeやGoogle ChromeでWebサイトを見ている最中に警告が出た場合は、ブラウザ内の表示を確認します。
画面上部にアドレス欄やタブが見えていて、その下に「ウイルスが検出されました」「Windowsを更新してください」などと表示されている場合、Webページが表示している警告の可能性があります。
この場合は、ページ内にある「更新」「スキャン」「削除」「許可」「今すぐダウンロード」などを押さないでください。
電話番号が表示されている場合は特に注意する
「Windowsが危険な状態です」「Microsoftサポートに電話してください」などと表示し、電話番号へ連絡するよう要求する画面には注意が必要です。
表示された番号へ電話したり、遠隔操作ソフトをインストールしたりしないでください。
また、クレジットカード番号やパスワードなどを入力することも避けましょう。
Windows 11で本当に更新が必要か確認する方法
警告が本物か判断できない場合でも、Windows Updateは安全な方法で確認できます。
- 画面下の「スタート」をクリックします。
- 「設定」をクリックします。
- 左側から「Windows Update」を選択します。
- 「更新プログラムのチェック」をクリックします。
- 利用できる更新プログラムがあれば、画面の案内に従ってインストールします。
「設定」を素早く開きたい場合は、キーボードのWindowsキー+Iを同時に押す方法も便利です。
Windowsキーとは、一般的にキーボード左下付近にあるWindowsのマークが付いたキーです。
Windows 10の場合
Windows 10では、「スタート」→「設定」→「更新とセキュリティ」→「Windows Update」の順番で確認できます。
Windows 11とは画面構成が異なりますが、基本的な考え方は同じです。
Windows セキュリティの状態も確認する
Windows Updateに問題がなくても、Windows セキュリティ側で警告が出ている場合があります。
- スタートボタンをクリックします。
- 検索欄に「Windows セキュリティ」と入力します。
- 検索結果から「Windows セキュリティ」を開きます。
- 「ウイルスと脅威の防止」を確認します。
- 対応が必要という表示があれば、内容を確認して対処します。
「Windows セキュリティ」はWindows 11に標準搭載されているセキュリティ機能を管理する画面です。
ここで問題が見つからなければ、Webサイトに表示された警告だった可能性も考えられます。
Microsoft Defenderを更新する方法
Microsoft Defenderは、Windowsに標準搭載されているウイルスや不正なプログラムからパソコンを守るための機能です。
最新の脅威を検出するには、セキュリティ情報を新しい状態にしておくことが重要です。
- 「Windows セキュリティ」を開きます。
- 「ウイルスと脅威の防止」をクリックします。
- 「ウイルスと脅威の防止の更新」にある項目を確認します。
- 更新を確認する画面を開きます。
- 最新のセキュリティ情報がある場合は更新します。
通常はWindows Updateなどを通じて自動的に更新されるため、毎日手動で操作する必要はありません。
ブラウザに偽の「更新」警告が表示された場合の対処法
Webサイトを見ている途中で警告が出た場合は、警告内のボタンを押さずにページを閉じるのが基本です。
通常はブラウザのタブにある「×」をクリックすれば閉じられます。
警告画面が閉じられない場合
何度「×」を押しても警告が出たり、全画面表示になったりする場合があります。
まずEscキーを押してみましょう。Escキーは、画面の操作をキャンセルしたり、全画面表示を解除したりするときに使われるキーです。
それでも閉じられない場合は、Alt+F4を押します。Alt+F4は、現在使用しているウィンドウを閉じるためのWindowsのショートカットキーです。
ブラウザ自体が操作できない場合
ブラウザが完全に固まってしまった場合は、タスクマネージャーから終了できます。
- Ctrl+Shift+Escを同時に押します。
- タスクマネージャーを開きます。
- Microsoft EdgeやGoogle Chromeなど、使用中のブラウザを選択します。
- タスクを終了する操作を行います。
Ctrl+Shift+Escは、Windowsでタスクマネージャーを直接開くショートカットキーです。パソコンが固まったときにも役立ちます。
「更新」を押してしまった場合はどうする?
警告画面の「更新」を押してしまっても、クリックしただけで必ず問題が発生するわけではありません。
重要なのは、そのあと何をしたかです。
ファイルをダウンロードしただけの場合
ダウンロードしたファイルをまだ開いていないなら、実行せずに削除しましょう。
特に、身に覚えのない「update」「security」「installer」などの名前が付いた実行ファイルは、安易に開かないようにします。
ダウンロードしたファイルを実行した場合
不審なファイルを実行してしまった場合は、Windows セキュリティでスキャンしておくことをおすすめします。
- 「Windows セキュリティ」を開きます。
- 「ウイルスと脅威の防止」を選択します。
- スキャンのオプションを確認します。
- まずクイックスキャンを実行します。
- 心配な場合は、より詳しいスキャンも検討します。
スキャン中に脅威が検出された場合は、Windows セキュリティに表示される案内を確認して対処してください。
パスワードを入力してしまった場合
偽の警告から開いたページにMicrosoftアカウントなどのパスワードを入力した場合は、正規のサービスを自分で開いて、できるだけ早くパスワードを変更してください。
同じパスワードをほかのサービスでも使っている場合は、そちらも変更を検討します。
また、多要素認証を設定できるサービスでは有効にしておくと安全性を高められます。
右下に「ウイルスが見つかりました」と何度も出る場合
Windowsの画面右下に「ウイルスが検出されました」「今すぐ更新してください」などの通知が繰り返し表示される場合、ブラウザのWebサイト通知が原因になっていることがあります。
Webサイト通知とは、Webサイトからのお知らせをデスクトップに表示できるブラウザの機能です。
怪しいサイトで「許可」を押してしまうと、その後ブラウザを閉じていても通知が表示される場合があります。
Microsoft EdgeやGoogle Chromeの設定を開き、サイトの通知設定から覚えのないWebサイトに通知を許可していないか確認しましょう。
不審なサイトが許可されていた場合は、そのサイトの通知権限を削除またはブロックします。
更新後はパソコンを再起動する
Windows Updateをインストールしたあと、「再起動が必要です」と表示された場合はパソコンを再起動します。
ただし、いきなり再起動すると作業中のデータを失う可能性があります。
再起動する前の確認ポイント
- WordやExcelなどで編集中のファイルを保存したか
- ブラウザで入力中の内容が残っていないか
- ダウンロードやファイルコピーの途中ではないか
- ノートパソコンのバッテリー残量が十分か
- 可能であればACアダプターを接続しているか
更新中に電源を無理に切るのは避けてください。画面がしばらく変わらなくても、更新処理が続いている場合があります。
再起動後に確認すること
再起動が終わったら、Windows Updateをもう一度開いて状態を確認します。
- Windowsキー+Iで設定を開きます。
- 「Windows Update」をクリックします。
- 更新の状態を確認します。
- 必要であれば、もう一度「更新プログラムのチェック」を実行します。
更新プログラムによっては、一度の再起動ですべて完了せず、追加の更新が表示される場合があります。
Windows Updateが失敗するときの対処法
本物のWindows Updateで更新を実行しても、途中で失敗することがあります。
まずパソコンを再起動する
一時的なWindowsの不具合であれば、再起動だけで解消する場合があります。
作業中のファイルを保存してから、「スタート」→「電源」→「再起動」を選択してください。
インターネット接続を確認する
Windows Updateでは更新データをインターネットから取得します。
Wi-Fiが切れている、通信が極端に不安定になっているといった場合は、更新に失敗することがあります。
ブラウザで普段利用しているWebサイトが正常に開けるか確認してみましょう。
空き容量を確認する
パソコンの保存領域が不足していると、大きなWindows Updateを正常にインストールできないことがあります。
「設定」→「システム」→「ストレージ」を開き、空き容量を確認してください。
容量がほとんど残っていない場合は、不要なファイルを整理してから更新をやり直します。
Windowsの更新を安全に行うために覚えておきたいこと
Windowsの更新そのものは、パソコンを安全に使うために重要です。しかし、「更新」という言葉が表示されたからといって、すべて信用してよいわけではありません。
初心者の方は、次の考え方を覚えておくと判断しやすくなります。
- Webサイトに出た「更新」はすぐ押さない
- Windows Updateは「設定」から自分で開く
- Windows セキュリティも自分で検索して開く
- 電話を要求する警告には注意する
- 知らないソフトをインストールしない
- パスワードやカード情報を安易に入力しない
「警告画面から更新する」のではなく、「Windowsの設定から更新状況を確認する」と覚えておくのがおすすめです。
更新を習慣にすると仕事や日常が快適になる
Windows Updateにはセキュリティ対策だけでなく、不具合の修正や機能改善が含まれることもあります。
定期的に更新しておけば、仕事中に突然更新が必要になって慌てる場面を減らせます。
たとえば、オンライン会議の直前ではなく、仕事が終わったタイミングで更新状況を確認しておけば、翌日の作業を始めやすくなります。
家庭のパソコンでも同様です。ネットショッピングや写真整理、動画視聴などを安心して行うためにも、Windowsを適切に更新しておくことは大切です。
応用編:Windows Updateを定期的に確認する
Windows Updateは基本的に自動で動作しますが、ときどき自分で状態を確認しておくと安心です。
特に、数週間パソコンを使っていなかった場合や、久しぶりに電源を入れた場合は更新がたまっていることがあります。
Windowsキー+I → Windows Updateという操作を覚えておけば、短時間で確認できます。
仕事で毎日パソコンを使う方なら、時間に余裕があるときに更新状況を確認しておくと、忙しい時間帯の再起動を避けやすくなります。
Windowsセキュリティ警告を予防する方法
本物のセキュリティ問題と偽の警告、どちらについても普段の使い方でリスクを減らせます。
- Windows Updateを適切に適用する
- Windows セキュリティを無効にしない
- 怪しいWebサイトを開かない
- 突然表示された広告の「ダウンロード」を押さない
- ブラウザで通知を許可するときはサイト名を確認する
- 身に覚えのない添付ファイルを開かない
- 重要なパスワードを使い回さない
特に注意したいのが、Webサイトから表示される「許可」ボタンです。内容を理解しないまま許可すると、不要な通知が繰り返し表示される原因になることがあります。
よくある質問
Windowsセキュリティ警告が出たら更新したほうがいいですか?
警告画面の更新ボタンをすぐ押すのではなく、Windows 11の「設定」→「Windows Update」から更新の有無を確認してください。そこで更新が表示されている場合は、内容を確認して適用します。
「ウイルスに感染しています」と表示されました。本当ですか?
Webサイトを見ている途中に表示された場合は、偽の警告である可能性があります。表示だけで感染したと判断せず、Windows セキュリティを自分で開いて状態を確認しましょう。
警告に表示された電話番号へ連絡しても大丈夫ですか?
突然表示されたセキュリティ警告に電話番号が書かれていても、すぐには連絡しないでください。特に、遠隔操作や支払い、個人情報の入力を求められた場合は注意が必要です。
Windows Updateはしないと危険ですか?
セキュリティ上の問題を修正する更新プログラムも提供されるため、基本的には適切に更新することをおすすめします。ただし、Web広告などからではなくWindowsの設定画面から実行してください。
更新後にパソコンの電源を切っても大丈夫ですか?
Windows Updateが完了し、通常のデスクトップ画面に戻っていれば基本的には問題ありません。一方、「更新しています」「電源を切らないでください」などと表示されている間は、強制的に電源を切らないようにしましょう。
偽の警告を一度クリックしただけでも危険ですか?
クリックしただけで必ず被害が発生するわけではありません。ファイルをダウンロード・実行した、パスワードを入力した、遠隔操作を許可したといった操作をしていないか確認してください。不安がある場合はWindows セキュリティでスキャンしておくと安心です。
まとめ
Windowsセキュリティ警告で「更新」と表示されたときに最も大切なのは、その場で慌てて更新ボタンを押さないことです。
本当にWindowsの更新が必要なのか確認するときは、Windowsキー+I →「Windows Update」の順番で設定画面を開きましょう。
ウイルスやセキュリティ状態が気になる場合は、スタートメニューから「Windows セキュリティ」を検索して確認できます。
Webサイト上の「今すぐ更新」「ウイルスを削除」といった表示を信用してソフトをインストールするのは避けてください。
Windowsの更新はWindowsの設定から、セキュリティ確認はWindows セキュリティから行う。この2つを覚えておくだけでも、偽の警告に惑わされるリスクを大きく減らせます。

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