Unityが重いときはキャッシュクリアで改善?初心者向けに安全な削除方法を解説
Unityを使っていて、「急に動作が重くなった」「プロジェクトを開くのに時間がかかる」「以前よりエディターがカクカクする」と困っていませんか。
私もUnityで作業しているとき、昨日まで普通に開けていたプロジェクトが急に重くなり、何度再起動しても改善しなかったことがあります。原因を調べずに設定をあれこれ変更してしまい、かえって元に戻すのが大変になった経験もあります。
Unityが重い原因はいくつもありますが、キャッシュやプロジェクト内の一時データが影響している場合は、キャッシュクリアによって改善することがあります。
この記事ではWindows 11を基準に、パソコン初心者でもできる安全な方法から順番に紹介します。
- Unityが重いときにキャッシュクリアが有効なケース
- そもそもUnityのキャッシュとは?
- 最初に試したい|UnityとWindowsを再起動する
- Unityが重いならLibraryフォルダーの再生成を試す
- Library再生成後にUnityがさらに重くなっても慌てない
- UnityのPackage Manager関連のキャッシュも確認する
- Windows 11でUnityのメモリ使用量を確認する
- Unityが重い原因はキャッシュだけではない
- 私がやってしまった失敗|重いからとフォルダーを適当に削除しない
- キャッシュクリア前にバックアップを取る方法
- Unityのキャッシュクリア後に確認するポイント
- Windowsを再起動したあとにも確認しよう
- キャッシュクリアで仕事や日常の作業はどう快適になる?
- 応用編|Unityをさらに快適にする方法
- Unityが重くならないための予防方法
- Unityが重いときのよくある質問
- まとめ|Unityが重いときは安全な方法からキャッシュを見直そう
Unityが重いときにキャッシュクリアが有効なケース
Unityが重いからといって、必ずキャッシュが原因とは限りません。ただし、次のような症状が出ている場合はキャッシュや一時データの影響を疑う価値があります。
- 以前よりUnityの起動が遅くなった
- 特定のプロジェクトだけ開くのが遅い
- プロジェクトを開いたあと長時間処理が続く
- パッケージを追加・更新してから調子が悪い
- スクリプトを変更するたびに長時間待たされる
- エラーや警告が急に増えた
- Unityがフリーズしたように固まることがある
- プロジェクトの容量が大きくなっている
特に「以前は問題なかったのに最近になって急に重くなった」という場合は、キャッシュや生成済みデータを作り直すことで改善する可能性があります。
そもそもUnityのキャッシュとは?
キャッシュとは、簡単にいうと次回の処理を速くするため、一時的に保存しておくデータです。
Unityでは画像、3Dモデル、音声、パッケージなど、さまざまなデータを扱います。毎回すべてを最初から処理すると時間がかかるため、処理済みの情報や一時データを利用して作業を効率化しています。
通常は便利な仕組みですが、データが古くなったり不整合が起きたりすると、逆に動作が不安定になることがあります。
そのようなときにキャッシュや生成済みデータを削除し、Unityに作り直してもらうのが「キャッシュクリア」の基本的な考え方です。
最初に試したい|UnityとWindowsを再起動する
キャッシュを削除する前に、まずUnityとWindowsを再起動しましょう。
Unityを長時間起動しているとメモリの使用量が増え、動作が重くなる場合があります。一時的な不具合なら再起動だけで直ることも珍しくありません。
- 作業中のSceneやファイルを保存します。
- Unityを終了します。
- Unity Hubも終了します。
- Windowsの「スタート」をクリックします。
- 「電源」をクリックします。
- 「再起動」を選択します。
- 再起動後、Unity Hubからプロジェクトを開きます。
「シャットダウン」ではなく「再起動」を試すのがポイントです。Windowsでは再起動によってシステムの状態がリセットされ、不具合が解消する場合があります。
再起動時に確認するポイント
Windowsを再起動したら、ブラウザや動画編集ソフトなどを大量に起動する前にUnityだけを起動してみてください。
この状態で軽くなるなら、Unityのキャッシュではなく、ほかのアプリによるメモリ不足などが原因になっている可能性があります。
Unityが重いならLibraryフォルダーの再生成を試す
特定のUnityプロジェクトだけが重い場合に試したいのが、プロジェクト内の「Library」フォルダーを再生成する方法です。
Libraryフォルダーには、Unityがプロジェクトを扱うために生成したデータが保存されています。
このデータに問題が発生している場合、Libraryフォルダーを作り直すことで動作やエラーが改善することがあります。
Libraryフォルダーを再生成する手順
作業前にプロジェクトのバックアップを取ってください。また、必ずUnityを終了してから操作します。
- Unityで必要な作業を保存します。
- Unityを終了します。
- Unity Hubも終了しておきます。
- エクスプローラーで対象のUnityプロジェクトを開きます。
- 「Library」というフォルダーを探します。
- 念のため「Library_old」などの名前に変更します。
- Unity Hubを起動します。
- 対象のプロジェクトを開きます。
- Libraryフォルダーが再生成されるまで待ちます。
いきなり完全削除するのが不安なら、Libraryフォルダーを削除するのではなく名前を変更する方法がおすすめです。
問題なくプロジェクトが動作することを確認できたあと、不要になった「Library_old」を削除すれば容量も確保できます。
Libraryを消してもAssetsは消えない?
Libraryフォルダーと、自分で作ったゲームの素材やスクリプトが入る「Assets」フォルダーは別物です。
通常、LibraryはUnityによって再生成されます。一方でAssetsフォルダーには自分で作成・追加した重要なファイルが含まれるため、間違えて削除しないでください。
初心者の場合はフォルダー名をよく確認してから操作しましょう。
Library再生成後にUnityがさらに重くなっても慌てない
Libraryフォルダーを再生成した直後は、Unityが以前より重く感じることがあります。
これは画像や3Dモデルなどのアセットを再度インポートし、必要なデータを作り直しているためです。
初回起動が遅いからといって、すぐにUnityを強制終了しないようにしてください。
特にアセット数の多い大規模なプロジェクトでは、再生成にかなり時間がかかる場合があります。
UnityのPackage Manager関連のキャッシュも確認する
Unityでは「Package Manager」を使ってさまざまな機能を追加できます。
パッケージとは、Unityに機能を追加するための部品のようなものです。パッケージ関連のキャッシュに問題があると、ダウンロードや読み込みなどでトラブルが発生する場合があります。
ただし、パッケージ関連のキャッシュはUnityのバージョンや環境によって保存場所や扱いが異なります。
単にUnityが重いという理由だけで、Windows内のUnity関連フォルダーを手当たり次第に削除するのはおすすめしません。
まずは再起動やLibraryの再生成を試し、Package Managerに関連するエラーが出ている場合に追加の対処を検討しましょう。
Windows 11でUnityのメモリ使用量を確認する
キャッシュをクリアしても重い場合は、Windowsの「タスク マネージャー」を確認します。
タスク マネージャーとは、現在どのアプリがCPUやメモリを使っているのか確認できるWindowsの機能です。
ショートカットキーでタスク マネージャーを開く
キーボードで「Ctrl」+「Shift」+「Esc」を同時に押してください。
これがタスク マネージャーを開くショートカットキーです。
- 「Ctrl」+「Shift」+「Esc」を押します。
- タスク マネージャーを開きます。
- 「プロセス」を確認します。
- 「CPU」の使用率を確認します。
- 「メモリ」の使用率を確認します。
- 必要に応じて「ディスク」の使用率も確認します。
Unity以外のアプリが大量のメモリを使用しているなら、そのアプリを終了してからUnityの動作を確認してみましょう。
ただし、名前を見ても用途がわからないWindowsのプロセスを無理に終了する必要はありません。
Unityが重い原因はキャッシュだけではない
キャッシュクリアで改善しない場合は、別の原因を疑う必要があります。
原因1:メモリが不足している
Unityはプロジェクトの内容によって多くのメモリを使用します。
さらにChromeなどのブラウザで大量のタブを開き、画像編集ソフトや動画編集ソフトなども同時に起動していると、メモリ不足になりやすくなります。
Unityを使用するときだけ不要なアプリを終了するだけでも、操作が快適になることがあります。
原因2:ストレージの空き容量が少ない
SSDやHDDの空き容量が極端に少ない場合も注意が必要です。
Unityではプロジェクト本体だけでなく、インポートされたデータや一時ファイルなども扱います。そのため、ストレージに十分な余裕がないと処理に影響することがあります。
Windows 11で空き容量を確認する方法
- 「Windows」+「E」キーを押します。
- エクスプローラーが開きます。
- 左側から「PC」を選択します。
- Windowsが入っているドライブの空き容量を確認します。
「Windows」+「E」はエクスプローラーを素早く開くショートカットキーなので、覚えておくと普段の作業でも便利です。
原因3:プロジェクト自体が大きい
高解像度の画像、大容量の音声、多数の3Dモデルなどを使用すると、プロジェクトそのものが重くなります。
この場合、キャッシュクリアをしても根本的な解決にはなりません。
不要なアセットを整理したり、画像サイズやインポート設定を見直したりする必要があります。
原因4:バックグラウンドで処理が続いている
Unityを開いた直後は、アセットのインポートやコンパイルなどが行われる場合があります。
コンパイルとは、簡単にいうと書いたプログラムをUnityが実行できる状態に準備する処理です。
この処理中に操作すると「Unityが急に重くなった」と感じることがあります。
私がやってしまった失敗|重いからとフォルダーを適当に削除しない
私自身、Unityの動作が重くなったときに「キャッシュっぽいフォルダーなら消しても大丈夫だろう」と考え、よく確認せずに関連ファイルを整理したことがあります。
結果として、どこまで消してよかったのかわからなくなり、バックアップと見比べながら元の状態に戻すことになりました。
Unityでは再生成できるデータがある一方、自分で作ったスクリプトや画像、Sceneなど、失うと困るファイルもあります。
「Unityが重い=Unity関連のフォルダーを全部削除する」という対処は避けてください。
キャッシュクリア前にバックアップを取る方法
初心者の方には、プロジェクトフォルダーを丸ごと別の場所へコピーしておく方法がわかりやすいです。
- UnityとUnity Hubを終了します。
- 対象のプロジェクトフォルダーを確認します。
- フォルダーを右クリックして「コピー」を選択します。
- 別のドライブやバックアップ用フォルダーへ貼り付けます。
- コピーが完了したことを確認します。
- バックアップ後にキャッシュ関連の作業を行います。
プロジェクトが大きい場合はコピーにも時間がかかりますが、大切なデータを守るためには有効です。
Unityのキャッシュクリア後に確認するポイント
キャッシュやLibraryを再生成したら、「起動できたから終了」ではなく、実際のプロジェクトに問題がないか確認しましょう。
- プロジェクトが正常に開くか
- Sceneが正常に表示されるか
- Consoleに重大なエラーが出ていないか
- スクリプトが正常に動作するか
- 画像や3Dモデルが正しく表示されるか
- ゲームを再生できるか
- 以前より操作が軽くなったか
特にキャッシュクリア前と比べて本当に軽くなったかを確認することが重要です。
改善していなければ、キャッシュ以外の原因を調べたほうが効率的です。
Windowsを再起動したあとにも確認しよう
一度軽くなったように見えても、Windowsを再起動すると再び症状が出る場合があります。
対処後はWindowsを再起動し、Unity Hubから同じプロジェクトを開いてみましょう。
再起動後も安定して動作するなら、一時的なデータやバックグラウンド処理が原因だった可能性があります。
反対に毎回同じように重くなる場合は、メモリ、ストレージ、プロジェクト構成なども確認してください。
キャッシュクリアで仕事や日常の作業はどう快適になる?
Unityの待ち時間が減れば、単に「少し速くなった」という以上の効果があります。
たとえばスクリプトを修正して動作確認する作業を何度も繰り返す場合、毎回の待ち時間が短くなれば作業効率が大きく変わります。
ゲーム制作の勉強中でも、操作するたびに固まってしまう環境より、すぐ結果を確認できる環境のほうが学習を進めやすくなります。
ただし、キャッシュクリアを頻繁に行えば速くなるわけではありません。キャッシュは本来、処理を効率化するためにも使われています。
応用編|Unityをさらに快適にする方法
不要なアプリを終了する
Unityを使うときは、使用していないブラウザやゲーム、画像編集ソフトなどを終了するとメモリに余裕ができます。
特にブラウザで大量のタブを開いている場合は、一度整理してみましょう。
不要なアセットを整理する
テスト目的で大量の素材を追加している場合は、本当に必要なのか見直します。
ただし、プロジェクト内のファイルを削除すると参照エラーにつながる場合があります。削除前にはバックアップを取り、どこで使われているファイルなのか確認してください。
SSDの空き容量を確保する
不要な大容量ファイルがWindowsに残っている場合は整理しましょう。
Windows 11では「設定」からストレージの使用状況を確認できます。
- 「Windows」+「I」キーを押します。
- 「システム」を開きます。
- 「ストレージ」を選択します。
- 容量を多く使用している項目を確認します。
「Windows」+「I」はWindowsの「設定」を開くショートカットキーです。Windows 10でも覚えておくと便利です。
Unityが重くならないための予防方法
トラブルが起きるたびにキャッシュを削除するより、普段から作業環境を整えておくほうが安全です。
- Windowsの空き容量を定期的に確認する
- 不要なアプリを大量に起動しない
- Unityプロジェクトを定期的にバックアップする
- 不要なアセットを増やしすぎない
- パッケージをむやみに追加しない
- Unityのバージョン変更前にバックアップする
- 問題が起きた直前に何を変更したか覚えておく
特にバックアップは重要です。Unityが重い問題だけでなく、ファイル破損や操作ミスにも備えられます。
Unityが重いときのよくある質問
Q. Unityが重いときはキャッシュを全部削除すれば軽くなりますか?
必ず軽くなるわけではありません。Unityが重い原因はメモリ不足、ストレージ不足、プロジェクトの規模、バックグラウンド処理などさまざまです。
まずWindowsとUnityを再起動し、それでも特定のプロジェクトだけ調子が悪い場合にLibraryの再生成などを検討しましょう。
Q. Libraryフォルダーは削除して大丈夫ですか?
LibraryはUnityが生成するデータを保存するフォルダーで、通常は再生成できます。ただし、初心者の方はバックアップを取ったうえで、いきなり削除せず「Library_old」などに名前を変更して試すと安心です。
Q. Libraryを再生成したらUnityが重くなりました
再生成直後はアセットのインポートなどが行われるため、一時的に非常に重くなることがあります。処理が終わるまで待ってから動作を比較してください。
Q. Assetsフォルダーも削除していいですか?
削除しないでください。Assetsにはスクリプト、画像、音声、3Dモデルなど、自分で作成・追加した重要なデータが含まれています。
Q. Unityが重いときにPCを強制終了しても大丈夫ですか?
おすすめできません。Unityがファイルを保存したりインポートしたりしている途中で強制終了すると、トラブルにつながる可能性があります。
可能な限り通常の方法で終了してください。どうしても操作を受け付けない場合のみ、タスク マネージャーなどから終了を検討します。
Q. Windows 10でも同じ方法を使えますか?
基本的な考え方はWindows 10でも同じです。エクスプローラーやタスク マネージャーの見た目など、一部の操作画面はWindows 11と異なる場合があります。
まとめ|Unityが重いときは安全な方法からキャッシュを見直そう
Unityが急に重くなった場合、キャッシュや生成済みデータの不整合が原因になっていることがあります。
まずは作業内容を保存してUnityを終了し、Windowsを再起動してみましょう。それでも特定のプロジェクトだけ重い場合は、バックアップを取ったうえでLibraryフォルダーの再生成を試す方法があります。
Libraryを再生成した直後はアセットの再インポートによって一時的に重くなるため、処理が終わるまで待つことも大切です。
それでも改善しない場合は、タスク マネージャーでCPUやメモリの使用状況を確認し、ストレージの空き容量や不要なアプリ、プロジェクトの規模などを見直してください。
Unityが重いからといって関連フォルダーを手当たり次第に削除するのは危険です。「再起動 → 使用状況の確認 → バックアップ → 必要なデータだけ再生成」という順番で対処すると、初心者でも安全に原因を切り分けられます。

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