VSCodeが重い・遅いときの対処法|拡張機能を見直して軽くする方法を初心者向けに解説
Visual Studio Code(VSCode)を使っていて、「起動が遅い」「文字入力がもたつく」「急にCPU使用率が高くなる」と困ったことはありませんか。
私も以前、便利そうな拡張機能を次々と追加した結果、VSCodeの起動に時間がかかり、ファイルを開くだけでも待たされる状態になったことがあります。
原因を調べてみると、普段ほとんど使っていない拡張機能まで有効になっていました。不要なものを無効化したところ、起動や操作がかなり快適になった経験があります。
VSCodeが重いときは、いきなり再インストールする必要はありません。まずは拡張機能を見直し、どの拡張機能が負荷をかけているのか確認するのがおすすめです。
- VSCodeが重いときは、まず拡張機能を疑ってみよう
- そもそもVSCodeの拡張機能とは?
- 最初に試したい:拡張機能なしでVSCodeを起動する
- VSCodeの拡張機能を見直す方法
- どの拡張機能が重いのか調べる方法
- 原因がわからないなら「Extension Bisect」を使う
- 拡張機能を削除する前に確認したいポイント
- 特定の作業でしか使わない拡張機能は必要なときだけ有効にする
- 拡張機能を見直してもVSCodeが重い場合の対処法
- Windows 11側の状態も確認しよう
- VSCodeを再起動するときの確認ポイント
- 応用編:VSCodeのプロファイルを使い分ける
- VSCodeが重くならないための予防方法
- VSCodeの拡張機能を見直すと仕事や日常が快適になる
- VSCodeが重いときによくある質問
- まとめ|VSCodeが重いときは拡張機能を削除する前に原因を切り分けよう
VSCodeが重いときは、まず拡張機能を疑ってみよう
VSCodeは比較的軽快に動作するエディターですが、拡張機能を追加するほど処理が増える場合があります。
特に次のような症状がある場合は、拡張機能の見直しが効果的です。
- VSCodeの起動が以前より遅くなった
- 文字入力やスクロールがもたつく
- ファイルを開くまで時間がかかる
- 保存すると数秒固まる
- CPUやメモリの使用率が高い
- ファンが頻繁に回るようになった
- 新しい拡張機能を入れてから重くなった
ただし、VSCodeが重くなる原因は拡張機能だけではありません。巨大なフォルダーを開いている場合や、Git、検索、ファイル監視、言語サーバーなどの処理が負荷になっていることもあります。
そのため、「拡張機能を全部削除する」のではなく、原因を切り分けながら確認することが大切です。
そもそもVSCodeの拡張機能とは?
拡張機能とは、VSCodeに新しい機能を追加するための追加プログラムです。
たとえば、プログラムを見やすく整えたり、入力を補助したり、Gitを便利にしたりできます。
非常に便利ですが、拡張機能によってはVSCodeの起動時やファイルを開いたときにバックグラウンドで処理を行います。
そのため、拡張機能をたくさん追加すると、環境によっては動作が重くなることがあります。
最初に試したい:拡張機能なしでVSCodeを起動する
「本当に拡張機能が原因なの?」という場合は、拡張機能を削除する前に拡張機能を無効にした状態で動作を確認すると原因を切り分けやすくなります。
コマンドパレットから確認する
VSCodeには「コマンドパレット」という、さまざまな操作を検索して実行できる機能があります。
- VSCodeを開きます。
- Ctrl + Shift + Pを押します。
- 表示された入力欄で拡張機能の無効化に関するコマンドを検索します。
- 必要に応じて拡張機能を無効化します。
- VSCodeを再起動して動作を確認します。
Ctrl + Shift + PはWindows版VSCodeでコマンドパレットを開くショートカットキーです。覚えておくと、設定項目の場所がわからないときにも役立ちます。
コマンドラインから拡張機能なしで起動する方法
コマンド操作に抵抗がなければ、VSCodeを拡張機能なしで一時的に起動して比較する方法もあります。
Windowsのターミナルやコマンドプロンプトを開き、code –disable-extensionsを実行します。
この方法なら拡張機能そのものを削除せず、一時的に無効化した状態でVSCodeを起動できます。
通常起動では重いのに、拡張機能なしでは明らかに軽い場合、インストールしている拡張機能のどれかが負荷に関係している可能性があります。
VSCodeの拡張機能を見直す方法
1.インストール済みの拡張機能を確認する
まず、現在どれくらい拡張機能が入っているのか確認しましょう。
- VSCodeを起動します。
- 画面左側にある拡張機能のアイコンをクリックします。
- インストール済みの拡張機能を確認します。
ショートカットキーならCtrl + Shift + Xで拡張機能の画面を開けます。
ここで「これ何のために入れたんだろう?」という拡張機能が大量に見つかった場合は、整理するよい機会です。
2.使っていない拡張機能を無効化する
いきなりアンインストールするのが不安なら、まず無効化がおすすめです。
- 拡張機能の画面を開きます。
- 使っていない拡張機能を選択します。
- 「Disable(無効にする)」を選びます。
- 必要に応じてVSCodeを再読み込み・再起動します。
- 動作が軽くなったか確認します。
無効化なら、必要になったときに再び有効にできます。
「必要かどうかわからない拡張機能は、削除する前に無効化して様子を見る」と覚えておくと安心です。
3.最近追加した拡張機能から確認する
「先週までは快適だったのに、最近急に重くなった」という場合は、直前に追加・更新した拡張機能がないか思い出してみましょう。
私自身も、便利そうだからという理由だけで複数の拡張機能を一度に追加し、どれが原因なのかわからなくなったことがあります。
一度に大量の拡張機能を変更すると原因を特定しにくくなります。
できれば1つ無効化する→再起動する→動作を確認するという流れで調べるのがおすすめです。
どの拡張機能が重いのか調べる方法
VSCodeには、拡張機能の動作状況を調べるための機能があります。
Running Extensionsを確認する
- Ctrl + Shift + Pを押します。
- コマンドパレットが表示されます。
- Developer: Show Running Extensionsを検索して実行します。
- 動作している拡張機能の情報を確認します。
これにより、どの拡張機能が動作しているのかを確認できます。
ただし、数字が大きい拡張機能を機械的に削除すればよいわけではありません。プログラミング言語のサポートなど、必要な処理に時間がかかっている場合もあるためです。
「負荷が気になる拡張機能を見つけるための手掛かり」として利用しましょう。
原因がわからないなら「Extension Bisect」を使う
拡張機能が何十個も入っている場合、1個ずつ無効化して調べるのは大変です。
そこで便利なのがExtension Bisectです。
Bisectは「二分して調べる」という意味で、拡張機能をグループごとに無効化しながら、問題の原因になっている拡張機能を絞り込むための機能です。
- Ctrl + Shift + Pでコマンドパレットを開きます。
- Help: Start Extension Bisectを検索します。
- 表示される案内に従って調査を開始します。
- VSCodeの動作が改善したか確認します。
- 画面の指示に従って「問題あり・なし」を判断していきます。
拡張機能が多い人ほど便利な方法です。
拡張機能を削除する前に確認したいポイント
不要だと思った拡張機能でも、現在の開発環境で必要になっている場合があります。
特にプログラミングでVSCodeを使っている場合は注意してください。
- PythonやJavaなどの言語関連
- コード補完関連
- フォーマッター関連
- リンター関連
- デバッガー関連
- Git関連
- リモート開発関連
「何に使っているかわからない」という理由だけで削除すると、今まで使えていた機能が突然動かなくなることがあります。
判断できない場合は、まず無効化して普段の作業に問題がないか確認してください。
特定の作業でしか使わない拡張機能は必要なときだけ有効にする
仕事用、Web制作、Python、趣味のプログラミングなど、VSCodeを複数の用途で使っている人もいるでしょう。
その場合、すべての拡張機能を常に同じように使う必要はありません。
VSCodeでは状況に応じて拡張機能を使い分けられるため、特定の環境だけで必要なものを整理すると快適になります。
さらに、用途ごとに設定や拡張機能を分けたい場合はProfiles(プロファイル)機能も便利です。
拡張機能を見直してもVSCodeが重い場合の対処法
拡張機能なしで起動しても重い場合は、別の原因を確認します。
大きすぎるフォルダーを開いていないか確認する
大量のファイルが含まれるフォルダーをVSCodeで開くと、検索やファイル監視などの処理によって負荷が高くなる場合があります。
プロジェクトに不要な巨大フォルダーが含まれていないか確認しましょう。
特に依存パッケージ、生成ファイル、ログ、キャッシュなどが大量にある環境では注意が必要です。
タスクマネージャーでCPUとメモリを確認する
Windows側から負荷を確認する方法もあります。
- Ctrl + Shift + Escを押します。
- Windowsの「タスク マネージャー」が開きます。
- 「プロセス」を確認します。
- CPUやメモリの項目を確認します。
- VSCode使用中に負荷が急上昇していないかチェックします。
Ctrl + Shift + Escは、Windows 11とWindows 10のどちらでもタスク マネージャーを開くときに便利なショートカットキーです。
VSCodeだけでなく、ブラウザなど別のアプリが大量のメモリを使っている可能性もあります。
VSCodeのプロセスを確認する
VSCode内部のどの処理に負荷がかかっているのか確認したい場合は、コマンドパレットからDeveloper: Open Process Explorerを検索して実行する方法があります。
プロセスとは、簡単にいえばパソコン上で現在動いている処理のことです。
拡張機能のホストなど特定の処理でCPU使用率が高くなっていれば、原因を探す手掛かりになります。
Windows 11側の状態も確認しよう
VSCodeだけを調べても改善しない場合は、Windows 11側も確認しましょう。
空きメモリを確認する
ブラウザで大量のタブを開きながらVSCodeを使っていると、メモリ不足によってパソコン全体が重くなる場合があります。
Ctrl + Shift + Escでタスク マネージャーを開き、「パフォーマンス」からメモリの使用状況を確認できます。
メモリ使用量が常に非常に高い場合は、不要なアプリやブラウザのタブを閉じてからVSCodeの動作を比較してください。
Windows Update後なら再起動する
Windows Updateの直後などは、バックグラウンドで更新関連の処理が続いていることがあります。
作業中のファイルを保存したうえでWindowsを再起動し、その後VSCodeだけを起動して確認してみましょう。
Windows 10でも基本的な確認方法は同じです。
VSCodeを再起動するときの確認ポイント
拡張機能の設定を変更したら、変更前と変更後を比較することが重要です。
- 起動までの時間が短くなったか
- 文字入力の遅延が改善したか
- スクロールが滑らかになったか
- ファイルを開く速度が改善したか
- 保存時に固まらなくなったか
- CPU使用率が異常に上がらないか
再起動後にいきなりブラウザや他のアプリを大量に開くと比較しにくくなります。
VSCodeだけを起動して同じプロジェクトを開き、同じ操作をして比較すると判断しやすくなります。
応用編:VSCodeのプロファイルを使い分ける
拡張機能が増えてしまう人には、VSCodeのProfilesを活用する方法もあります。
たとえば、用途に合わせて環境を分けておけば管理しやすくなります。
- Web制作向け
- Python開発向け
- 仕事向け
- 学習向け
必要な拡張機能や設定を用途ごとに整理できるため、「とりあえず全部入れておく」という状態を避けやすくなります。
仕事では必要な拡張機能だけに絞り、学習するときは学習用の環境に切り替えるといった使い方も可能です。
VSCodeが重くならないための予防方法
一度軽くなっても、便利そうな拡張機能を次々追加していると再び重くなる可能性があります。
普段から次の点を意識すると管理しやすくなります。
- 目的がはっきりしている拡張機能だけインストールします。
- 似た機能の拡張機能を何個も入れないようにします。
- 使わなくなったものは無効化またはアンインストールします。
- 新しい拡張機能を追加した後は動作を確認します。
- 急に重くなったら直前に追加・更新したものを確認します。
- 用途が大きく異なる場合はプロファイルを活用します。
特におすすめなのは、拡張機能を一度に大量追加しないことです。
1つずつ追加していれば、VSCodeが急に重くなった場合でも原因を特定しやすくなります。
VSCodeの拡張機能を見直すと仕事や日常が快適になる
VSCodeが軽くなると、単純に起動時間が短くなるだけではありません。
コードを書いている途中の引っかかりが減り、ファイルの切り替えや検索なども快適になります。小さな待ち時間でも毎日積み重なると意外に大きなストレスになるため、作業環境を整理するメリットは大きいです。
また、不要な拡張機能を整理しておけば、「何の拡張機能が動いているのかわからない」という状態も避けやすくなります。
VSCodeが重いときによくある質問
拡張機能を全部削除すればVSCodeは軽くなりますか?
必ず軽くなるとは限りません。
拡張機能が原因なら改善する可能性がありますが、大量のファイル、言語関連の処理、Git、検索、Windows側のメモリ不足などが原因の場合もあります。
全部削除する前に、拡張機能を無効化した状態で動作を比較することをおすすめします。
拡張機能は何個までなら大丈夫ですか?
「○個までなら軽い」という明確な基準はありません。
拡張機能によって処理内容が異なるため、数だけで判断するのは難しいからです。
10個でも環境によって負荷を感じることがありますし、多くインストールされていても問題なく動く場合があります。
拡張機能の無効化とアンインストールはどちらがおすすめですか?
原因調査中なら、まず無効化がおすすめです。
無効化して問題がなければ、その後アンインストールを検討できます。
拡張機能なしでもVSCodeが重い場合はどうすればいいですか?
タスク マネージャーやVSCodeのProcess Explorerを使って負荷を確認してください。
巨大なフォルダーを開いていないか、Windowsのメモリが不足していないか、他のアプリがCPUを大量に使用していないかも確認しましょう。
VSCodeを再インストールしたほうが早いですか?
最初から再インストールする必要はありません。
設定や拡張機能など原因を切り分けないまま再インストールすると、同じ環境を戻した際に問題が再発する可能性があります。
再インストールは、拡張機能の確認や負荷の調査を行っても改善しない場合の最終手段として考えましょう。
まとめ|VSCodeが重いときは拡張機能を削除する前に原因を切り分けよう
VSCodeが重い、起動が遅い、文字入力がもたつくと感じた場合は、まず拡張機能を見直してみましょう。
おすすめの順番は、拡張機能なしで動作を比較する→不要な拡張機能を無効化する→Running Extensionsなどで確認する→原因が不明ならExtension Bisectで絞り込むという流れです。
それでも改善しない場合は、タスク マネージャーやProcess Explorerを使い、CPU・メモリ・VSCode内部の処理を確認します。
大切なのは、いきなり全部削除したりVSCodeを再インストールしたりしないことです。安全な方法から1つずつ試せば、どこに原因があるのか判断しやすくなります。
不要な拡張機能を定期的に整理して、VSCodeを快適に使える環境を維持しましょう。

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